「中傷していない」の主張虚しく…BLACKPINK主演ドラマ『スノードロップ』広告企業の撤退止まらず

2021年12月22日 テレビ

日本では「Disney+(ディズニープラス)」で配信中の新ドラマ『スノードロップ』(JTBC)側が“歴史歪曲”の論議について再び解明したものの、制作支援や広告を出す企業の撤退が続いている。

【全文】『スノードロップ』側、“歴史歪曲”を公式否定

クク電子は12月21日、公式SNSを通じて「単純な広告編成で該当内容を事前に認知できなかった。広告編成を直ちに撤回したことをお知らせする。今後もより慎重な姿勢で広告の運営およびモニタリングをしていく」と明らかにした。

KCC側もSNSを通じて「最近発生した『スノードロップ』広告執行について、多くの方々にご迷惑をおかけして心よりお詫び申し上げる。KCCは制作支援、協賛とは無関係で、その時間帯に広告が編成されて放映された。今後、広告執行計画がないことをお知らせする。より慎重な姿勢でお客様の声に耳を傾けるようにする」と伝えた。

キョンドンNAVIEN側も広告を撤回した。公式SNSを通じて「『スノードロップ』関連のイシューを認知直後、広告編成を直ちに撤回したことをお知らせし、今後執行計画がないことをご案内する。今後さらに慎重な姿勢で広告運営およびモニタリングを進める」と説明した。

ファブリーズ・コリア側も「『スノードロップ』に放映されたファブリーズ広告は、自社が選択して執行した広告ではなく、該当放送局の他プログラム広告を執行しながらサービス性で提供された広告だ。私たちは今後もその番組に広告を執行する計画はない」と述べた。

(写真=JTBC)『スノードロップ』の主演を務めるBLACKPINKジス(左)とチョン・ヘイン

先立ってPURADAK CHICKEN、balancefit、ダウニー・コリア、ハイト眞露など、『スノードロップ』に制作支援や広告を出した企業は、歴史歪曲論議で視聴者の抗議が殺到すると、それを撤回する立場を明らかにした。

「誤解は解消されるはず」

一方で『スノードロップ』側は12月21日、公式立場を通じて「劇中の背景と主要事件のモチーフは、軍部政権時代の大統領選挙の政局だ。この背景に、既得権勢力が権力維持のために北朝鮮政権と野合するという仮想の話が含まれている。『スノードロップ』は権力者に利用され、犠牲となった彼らの個人的な叙事を示す創作物」と強調した。

続けて「『スノードロップ』には民主化運動を主導するスパイは存在しない。男女主人公が民主化運動に参加したり、導いたりする設定は放送された第1話、第2話にも登場していないし、今後も台本のどこにも存在しない」と説明した。

また「現在、多くの方々が指摘している“歴史歪曲”と“民主化運動の中傷”の懸念は、今後のドラマの展開の過程で誤解の大部分が解消されるはずだ。不当な権力によって個人の自由と幸福が抑圧される異常な時代が繰り返されないことを望む制作陣の意図を込めた」と明らかにした。

『スノードロップ』側は、「放送前にストーリーの多くを明かすことができないことが惜しいが、今後の展開を見守ってくださるようお願い申し上げる」と付け加えた。それとともに、ポータルサイトのリアルタイムチャットと公式視聴者掲示板をオープンし、多様な声を聴取する計画だ。

なお韓国大統領府公式ホームページに設置された国民請願サイトでは、『スノードロップ』の放送中止を求める国民請願が登場し、すでに20万人以上の賛同を獲得している。韓国の国民請願は、30日以内に20万人以上が賛同すれば、政府関係者の公式回答を聞くことができるため、その回答が待たれている状況だ。

(記事提供=OSEN)

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