“時代劇全盛期”の韓国ドラマ業界…KBSが正統派からフュージョンまで「全力投球」

韓国KBSが時代劇で持ち直しを図っている。

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現在、ドラマ界は「時代劇の全盛期」と言っても過言ではない。しばらくは歴史歪曲と高い制作費でそっぽを向かれてきた時代劇が、再びドラマファンを魅了しながら人気を博している。その中でもKBSはさまざまな題材の時代劇を次々と放送しながら力を注いでいる。

KBSは5年ぶりに“正統派時代劇”を放送し、プライドを取り戻した。12月11日に放送開始された大河ドラマ『太宗イ・バンウォン』(原題)は、たった2話で視聴率2桁を目前にしながら好スタートを切った。

朝鮮建国の先頭に立ったリーダー、イ・バンウォン(李芳遠/のちに第3代国王)の姿を新しく描く『太祖イ・バンウォン』では俳優チュ・サンウクがイ・バンウォン役を、キム・ヨンチョルがイ・バンウォンの父であり朝鮮の初代王、太祖イ・ソンゲに扮する。

Netflix(ネットフリックス)でも同時配信された『恋慕』は、12月14日に放送された最終回の視聴率が12.1%を記録し、有終の美を飾った。

Netflixのワールドランキングでは7位を記録し、韓国コンテンツブームの一軸を担った。あるドラマ関係者は「『イカゲーム』から『地獄が呼んでいる』に続く韓国コンテンツへの関心が、グローバルOTTを通じて時代劇にまで広がっている。特に西洋では馴染みのない東洋文化が新鮮に感じられ、韓国の歴史への接近性を高めた」と評価した。

(画像=KBS)

今年だけで『暗行御史:朝鮮秘密捜査団』『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』『恋慕』と、時代劇をヒットし続けたKBSは、『太祖イ・バンウォン』に続き新しいフュージョン時代劇『花咲けば月想う』(原題)、そして『赤い丹心』(原題)を通じて時代劇ブームを続けていくと抱負を示した。

“お酒のルネサンス”だった朝鮮後期に禁酒令があったら?という想像から始まる『花咲けば月想う』は、「禁酒令」と言う題材をもとに ユ・スンホ、イ・ヘリ(Girl’s Day)、ピョン・ウソク、カン・ミナが4人4色の若者に変身する。

来年上半期に放送予定の『赤い丹心』は、反正で王になったソンジョン(架空の王)の後を継いで朝鮮の王になったイ・テのの話を描くフィクション時代劇だ。

莫大な制作ひとPPL(間接広告)が難しいという難点で歓迎されなかった時代劇が、再び活気を帯びている。

とある業界関係者は「時代劇は制作費の規模が大きいため、制作が難しいジャンルだ。しかし、グローバルOTTの資本力が投入され、Netflixの『キングダム』のようなヒット作が登場したことで時代劇制作の扉が開き始めた」と説明。

別の関係者は、「依然として海外の視聴者には時代劇に対する壁がある。だからか、制作会社も正統派時代劇よりはフュージョン時代劇を好む。また、歴史歪曲の論争を避けるために実在の人物を描くことをなるべく避ける雰囲気だ」とほのめかした。

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