韓国が誇る名優“マブリー”ことマ・ドンソクが、マーベルヒーローとしての第一歩を踏み出した。
【写真】“第2のマ・ドンソク”に注目！異名は「顔が隠れる腕」
マ・ドンソクは11月に公開されるマーベルの新作映画『エターナルズ』に、ギルガメッシュ役として登場する。
マーベル待望の新作『エターナルズ』は、数千年にわたって姿を現さず生きてきた不滅のヒーローたちが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』以後、人類最古の敵デヴィアンツに立ち向かうため、再び力を合わせるという物語だ。
全世界で大ヒットした『アベンジャーズ』シリーズに続き、新たなMCU（マーベル・シネマティック・ユニバース）の第一歩として2021年最大の注目作と言われている。
そして今回、新たな世界の幕開けにマ・ドンソクが合流。韓国人俳優初のマーベル作品出演ということもあり、キャスティングの一報だけでも大きな話題となった。
マ・ドンソク演じるギルガメッシュは、チーム内で最も大きな力を持っているヒーローで、傷ついても自己治癒が可能な不死のアイコンだ。
すでに韓国では、映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』『悪人伝』などで、オンリーワンのアクション俳優として名を知らしめたマ・ドンソクなので、今回のマーベル合流に対する期待は大きくならざるを得ない。
また『エターナルズ』側もギルガメッシュに扮したマ・ドンソクの映像を公開したが、彼の専売特許である“ステゴロ”アクションが注目を集めた。
韓国を代表するアクション俳優として、ハリウッドにも進出したマ・ドンソクの花道はどこまで続くのだろうか。
『エターナルズ』は2020年公開予定だったが、新型コロナの影響でやむなく延期となった。そして来る11月、全世界の観客と向き合う準備を終え、本格的なプロモーションを開始した。
10月18日（米現地時間）には、『エターナルズ』が全世界初公開となったワールドプレミア・レッドカーペットイベントが、米ロサンゼルスのドルビー劇場で開かれた。イベントには、マ・ドンソクをはじめ、アンジェリーナ・ジョリー、クロエ・ジャオ監督など主役たちが勢揃いした。
マ・ドンソクはスーツ姿でレッドカーペットを明るく盛り上げ、「とても素敵だった」と作品に対する期待感もあらわしていた。
続いて「公開を控えて嬉しい。MCUの一員になったという点も非常に光栄」とし、「初のハリウッド進出作だ。新たなスタートであり、多くの意味がある」と心境を明らかにしている。
そしてこの場には、マ・ドンソクの恋人であるイェ・ジョンファも参加して注目を集めた。イェ・ジョンファは、アンジェリーナ・ジョリーと抱擁を交わすなど親交を見せていた。
そしてマ・ドンソクは22日、韓国取材陣とのテレビインタビューも予定している。『エターナルズ』のプロモーションスケジュールにより、試写会前の懇談会を先に行うという。この場でマ・ドンソクは、MCUに合流した感想と撮影裏話を伝える予定だ。
アカデミー賞が認めたクロエ・ジャオ監督と韓国人俳優マ・ドンソクが、マーベルの新しいクルーとして合流したことは、アジア系映画人の地位もうかがえる。
なおマ・ドンソクは10代でアメリカに移住し、長い間で生活していた。そのため、流暢な英語が今作の出演にも大きな影響を及ぼしたと見ることができる。「ドン・リー」というアメリカでの名前を持つマ・ドンソクはアメリカ国籍だ。
今回の『エターナルズ』を皮切りに、ハリウッドでのマ・ドンソクの将来も期待されている。迫力満点のアクションに愛らしさまで備わった“マブリー”が、ハリウッド常連になるのか認められるのか注目だ。
『エターナルズ』は、韓国で11月3日、日本では5日公開。
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