『イカゲーム』刑事役のウィ・ハジュン、敬愛するイ・ビョンホンとの共演に顔を赤らめる【インタビュー】

2021年10月17日 話題 #イカゲーム

「全羅南道莞島(チョルラナムド・ワンド)出身で田舎育ちの少年が出世しました。ハハハ」。

【関連】『イカゲーム』ネタバレ事件にCreepy Nuts反応

現在、世界中でブームを巻き起こしているNetflixコンテンツ『イカゲーム』は、賞金456億ウォン(約45億円)がかかった謎のサバイバルゲームに参加した人々が、優勝を目指して命がけのデスゲームに挑む物語だ。9月の配信以来、Netflixの世界人気ランキングで1位を獲得し、Netflix史上最高との呼び声高い作品だ。

本作に出演している俳優のウィ・ハジュンは「毎日が新しくて不思議」と話し、世界的な関心に驚いた様子だった。

(写真=Netflix)

世界中からの熱い反応と、それに対する出演者、制作陣の反応についても言及し、「ファン・ドンヒョク監督に連絡したが、“1人で撮影するシーンが多くて寂しかっただろうに。お疲れさま”と言ってくれた。感謝していた」とし「パク・ヘス先輩は、『イカゲーム』公開日に息子が生まれ、私たちみんなが“本当に幸せ者だ”とお祝いしたことを思い出す」と振り返った。

尊敬する先輩イ・ビョンホンとの共演

ウィ・ハジュンは劇中、ほかの人物たちがデスゲームで激しく争うなか、兄の行方を追ってゲームが行われている島に潜入し、組職の実体に近づく刑事ファン・ジュノに扮した。

そのため他の役柄とは違い、物語の真相に迫るという物語の軸を1人で担わなければならなかったという。1人の演技がメインで、残念だったというウィ・ハジュンは「多くのことを得て成長できると思ったが、ほかの俳優たちと共演するシーンがあまりなかったので、今も残念だ。1人でリードしなければならないというプレッシャーが大きかったが、監督が信じてついてくればいいと、細かくディレクションしてくれた」と話している。

(写真=Netflix)

また、普段から尊敬してやまないイ・ビョンホンと兄弟役として出演したことについては、「先輩に初めて会った時はドキドキして心臓の鼓動が早まっていた」と顔を赤らめるなど、“ガチファン”の一面も垣間見えた。

現場でのイ・ビョンホンについては、「個人的な話もたくさんしてくれながら、とても気楽にしてくれて、“僕たちはえらの部分が似ているね”と言ってくれて、緊張をほぐしてくれた」と感謝の気持ちを語った。

イ・ビョンホンと初めて顔を合わせる絶壁でのシーンを、最も印象深い場面に挙げ、「先輩が仮面を脱いだ時の重みと目つき、目に見えない力に押されて、瞬間的に演技に集中できなかったりもした。それほど1カットで大きな力を持った俳優なんだなと改めて感じた」と尊敬の念を表した。

シーズン2への展望

そして新シーズンに対する期待感も付け加え、「ジュノが生きて帰ったのか死んだのか、僕もわからない。シーズン2ができたら、ジュノは生きていて、兄がなぜそんな選択をしたのか、兄との仲が解決してほしいというのが私の望みだ」と続編への希望と展望も語ってくれた。

(写真=Netflix)

ウィ・ハジュンは、ジュノが島で偽装したまま事件を暴くため、多くの場面で仮面をかぶって演技をしなければならなかった。表情が見えないため、ジュノの感情を積極的に伝えることができず、一番悩んで苦労した点だという。「監督が私の目つきとトーンをよく見てくれた。ジュノが表現すべき重要な部分は、目つきやセリフの重み、感情だったが、ジュノと似た面があったのでキャスティングされたと聞いた」と明らかにしている。

続けて、職業的に刑事という役割もしてみたかったし、Netflix作品にも参加してみたかったとし、「ジュノは劇中で最も正義感のある人物で、彼だけの話が別にあるという点に惹かれた。ジュノの勇気を込めたかった。勇気があるふりをしても、行動に移せない人生を送っているが、ジュノを見て家族に対する責任感と使命感を与えたくなった」と話した。

2021年は飛躍の年に

なおウィ・ハジュンは今年、韓国のTVINGオリジナル作品『シャーク:ザ・ビギニング』(原題)や、日本でも公開されている映画『殺人鬼から逃げる夜』に続き、全世界に視聴者を抱えるNetflixの『イカゲーム』で大衆と会った。

映画『殺人鬼から逃げる夜』でのシリアルキラー姿(©2021 peppermint&company & CJ ENM All Rights Reserved.)

現在は年末の放送を控えているtvNドラマ『バッド・アンド・クレイジー』(原題)の撮影真っ最中だ。

出演する作品ごとに新たな魅力を見せているウィ・ハジュンは、次回作の『バッド・アンド・クレイジー』でまた新たな挑戦と向き合う。「正義感あふれるヤラクターという点はジュノにも似ているが、よりコミカルで可愛いらしい人物だ。誇張された演技が多く、私にとっても新しい挑戦だ。演じたことのない役なので、視聴者がどのように見てくれるのか心配で悩みも多い」としつつも、「前よりも期待してくださっているので、多少は責任感とプレッシャーが増した。もっと気を引き締めて頑張らなければならないと考えている」と締め括った。

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集