BTS・JUNG KOOKから40億ウォン台のマンションを贈られた実兄、支払う贈与税は?

2021年10月10日 話題 #BTS

BTS(防弾少年団)のJUNG KOOK(ジョングク)が、実兄に40億ウォン(約4億円)台のマンションを贈与して話題になっている。

JUNG KOOKは、2019年7月に29億8000万ウォン(約2億9800万円)で購入したソウル市龍山区(ヨンサン)西氷庫路(ソピンゴロ)の龍山シティパークアパートを、2020年12月に実兄のチョン・ジョンヒョンに贈与したといわれている。

マンションを贈与された兄のチョン・ジョンヒョン氏は1995年6月生まれで、JUNG KOOKとは2歳違いだ。インスタグラムでは“チョン下士”という名前で活動しながら、BTSメンバーの絵を描くなど、ARMY(BTSファン)の中では有名人だ。

【写真】“バブ”グクのお茶目キス顔

兄が支払う贈与税は?

JUNG KOOK

贈与されたチョン・ジョンヒョン氏は、いくら贈与税を納めなければならないのか。

このマンションの公示価格は、2019年には16億ウォン(約1億6000万円)、2020年には18億ウォン(約1億8000万円)、2021年には20億ウォン(約2億円)と告示されていた。少し小さい面積のマンションが、2020年10月に33億ウォン(約3億3000万円)で売られていたため、2021年現在の時価は40億ウォン(4億円)程度だという。

従って今では40億ウォンになっているが、2019年に30億ウォン(約3億円)で購入して1年後に贈与したため、当時も30億ウォン程度だったと予想される。

韓国では、贈与財産は金銭に換算できるすべての経済的価値がある財産と権利を明かさなければならない。JUNG KOOKが贈与したマンションは、登記する必要がある財産であるため、贈与契約書作成日は贈与日ではなく、登記受付日である2020年12月28日が贈与日となる。

なお贈与財産は時価で申告しなければならない。時価は、贈与税評価期間内に第三者同士が同じマンションを自由に取引した価格のことを指す。評価期間は贈与日の6カ月前から、贈与日から3カ月後までの期間に売買・受容・公売・鑑定価額を言う。

この価格がない場合、評価期間内のアパートは同団地にあって、占有面積と共同住宅の公示価格が5%以内にある同一・類似の売買価格を、時価とみなすこともできる。同一、もしくは類似の取引価格がない場合は、評価基準日の2年前から申告期限3カ月と法で定められた決定期限6カ月まで、売買と鑑定した価格を贈与財産価格と見なすことができ、それもなければ共同住宅の公示価格が贈与財産価格となる。

ところがJUNG KOOKのアパートは、同型のマンションが取引された事実がないように見受けられる。そのため国税庁は贈与日から2年以内に、JUNG KOOKが購入した29億8000万ウォンについて財産評価審議委員会で審議を行い、通過すれば贈与税の課税額とする。

購入価格29億8000万ウォンで実兄に渡されたので、その他の親族控除1000万ウォン(約100万円)を差し引いた29億700万ウォンに税率40%をかけ、累進控除額1億6000万ウォン(約1600万円)を差し引いた10億2800万ウォン(約1億280万円)が算出税額となる。

そして申告税額控除の3%である3084万ウォン(約308万円)を差し引いた9億9716万ウォン(約9971万円)を、兄の居住地である龍山税務署に2021年3月31日までに申告納付しなければならないこととなる。

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