10月開催「第26回釜山国際映画祭」で新たな試み!ユ・アイン主演のNetflix『地獄が呼んでいる』も公開決定

来る10月に開催される「第26回釜山国際映画祭(BIFF)」が、オンスクリーンセクションを新設する。オンスクリーンセクションとは、オンライン動画配信サービス(以下、OTT)で放送されるドラマシリーズを上映することで、アジアで初めて設置された。

【関連】ユ・アイン、新興宗教トップ演じる!1次ティザー公開

「釜山国際映画祭」側は去る8月25日、「オンスクリーンセクションでは、OTTドラマシリーズの話題作をワールド・プレミアムまたはアジアン・プレミアで披露する予定」とし、「最近、さまざまな方面に拡張されている映画産業の現状を機敏に反映する一方、映画媒体の拡張された流れと価値も容認していきたい」と伝えた。

また、オンスクリーンセクションの新設により、例年のように劇場公開作だけではなくOTTの作品も公開する予定で、近年好みの映画の幅が広がっている観客たちに、より多くの作品が披露できるようになった。

全世界で見ても、オンスクリーンと類似したセクションを運営する映画祭は「ヴェネチア国際映画祭」や「トロント国際映画祭」など少数に過ぎない。これらの映画祭と肩を並べる「釜山国際映画祭」のオンスクリーンセクションは今後、映画界の1つの道しるべになると思われる。

新設初年度を迎え、慎重な厳選を経て公開が確定した今年のオンスクリーン招待作は、ヨン・サンホ監督の『地獄が呼んでいる』、キム・ジンミン監督の『マイネーム:偽りと復習』、アヌチャ・プンヤワタナ監督とジョッシュ・キム監督の共同作『Forbidden』(原題)の3作品だ。

『地獄が呼んでいる』と『マイネーム:偽りと復習』はNetflixシリーズ。『Forbidden』はHBO ASIAのオリジナルドラマシリーズだ。「釜山国際映画祭」は今後も作品の厳選を前提とするが、映画界の多様性確保にも拍車をかける予定だ。

(写真=Netflix)『地獄が呼んでいる』

人気ウェブ漫画を原作とした『地獄が呼んでいる』は、突然登場した地獄の使者たちに人々が地獄行きを告げられる超自然的な現象が発生し、その混乱に乗じて復興した新興宗教団体「新真理会」と、事件の実体を明らかにしようとする人たちが絡むことで繰り広げられる物語だ。

作品ごとにしっかりとしたストーリーと新鮮な題材で観客を魅了してきたヨン・サンホ監督が演出を務め、韓国ジャンル映画の新境地を予告した。

また、“信じて見る俳優”ユ・アインをはじめパク・ジョンミン、キム・ヒョンジュ、ウォン・ジナ、ヤン・イクジュンなどが優れた演技力を披露し、映画の完成度を高めた。同作はアジアン・プレミア作であり、「トロント国際映画祭」と「釜山国際映画祭」で先行公開される。

(写真=釜山国際映画祭)『マイネーム:偽りと復讐』

『マイネーム:偽りと復讐』は、映画愛好家だけではなく映画関係者までも衝撃と驚きに陥れたNetflixシリーズ話題作『人間レッスン』を手掛けたキム・ジンミン監督の次回作だ。

強烈で魅惑的なアクション・ノワールの同作では、父親の死にまつわる秘密を解明するため、名前を偽り警察に潜入した主人公(演者ハン・ソヒ)の冷酷な真実と復讐が描かれた。忠武路(チュンムロ/米ハリウッドのような映画の街)を代表する俳優陣と実力派俳優のハン・ソヒ、パク・ヒスン、アン・ボヒョンなどが出演する。

最後に、ワールド・プレミア作映画『Forbidden』はタイ出身のアヌチャ・プンヤワタナ監督と、韓国系アメリカ人のジョッシュ・キム監督が共同で演出を担当した。特に、今回の釜山国際映画祭で公開される2部作は、アヌチャ・プンヤワタナ監督が演出した作品だ。

父親の葬式のため、タイの首都バンコクから遠く離れた山里に向かう4人の友人らの話を盛り込んだ同作。タイで人気の俳優兼歌手や最高のライジングスターらが大勢登場し、どんでん返しが繰り返されるこれまで見たことのない恐怖を与える作品となっている。

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集