アメリカの音楽シーンで「HYBE」が影響力を広げている。
8月9日(現地時間)、米ビルボードが発表した最新チャートによると、ザ・キッド・ラロイとジャスティン・ビーバーの『Stay』が「ホット100」で1位、続いてBTS(防弾少年団)の『Butter』が4位、そしてザ・ウィークエンドとアリアナ・グランデの『Save Your Tears』が10位となった。
まずBTSは6月5日のチャートから始まり、『Butter』『Permission to Dance』の2曲で、「ホット100」の1位を10週連続で独占してきた。前述した最新チャートで1位は逃したものの、『Butter』はファンの爆発的な反響に支えられ4位を記録。約3カ月間にわたって、冷めない人気を維持し、上位圏を維持している。
このBTSの勢いを、HYBEが買収した米大手レーベル「イタカホールディングス」の傘下「SBプロジェクト」がマネジメントしているザ・キッド・ラロイとジャスティン・ビーバーが引き継いだ。BTSが10週間守ったトップの座を、HYBEのアーティストからHYBEのアーティストに“バトンタッチ”されたわけだ。
SBプロジェクトがマネジメントを務めるアリアナ・グランデのチャート動向も目を見張るものがある。10位に入ったザ・ウィークエンドとアリアナ・グランデの『Save Your Tears』は、5月8日付と5月15日付のチャートで2週連続1位になったのを含め、計33週間にわたってチャートインするほど人気を集めている。
なお2021年のビルボード「ホット100」で1位を獲得した全12曲のうち5曲(BTSの『Butter』『Permission to Dance』、ザ・キッド・ラロイとジャスティン・ビーバーの『Stay』、ザ・ウィークエンドとアリアナ・グランデの『Save Your Tears』、ジャスティン・ビーバーの『Peaches』)が、HYBEがマネジメントするアーティストとなった。
さらに最近「ビルボード200」に9週連続チャートインしたTOMORROW X TOGETHER、「ビルボード200」で15位のSEVENTEEN、18位のENHYPENまで考慮すると、アメリカの音楽シーンにおけるHYBE所属アーティストの影響力は、より一層強大になったと言える。
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