BTS(防弾少年団)のリーダーRMが、善良な影響力を発揮している。
8月11日、韓国のヒョヒョン出版社公式インスタグラムに、RMへの感謝をあらわすメッセージが突如掲載された。
写真とともに、「BTSのRMが選んだ本『夭折』(原題)。この本は、つらい瞬間に耐えて芸術に昇華した天才画家たちの話です。特に注目すべき点は、早く生を離れた国内の芸術家という点です」と綴り、RMが持っていた本を紹介。
続いて、「BTSの『BTS Memories of 2020』の映像で、RMがこの本を横に置いて食事する姿が出てきました。普段から絵と芸術への関心が高いだけに、絶版になって10年が経った本にも愛情を!」と驚きを表した。
そして、「アイドル歌手という偏見を超えて、時代と共鳴するアーティストとなったRMとともに、炎のような人生を生きた芸術家の話を聞いてみましょうか」と伝えた。
最後に「現在『夭折』は新しい生命を得て、18年ぶりに再び刷られました。8月末頃、読者の方々再会する予定です。RMとARMY、皆さんに感謝しています」と感謝の意を表した。
芸術分野への関心が高いことで有名なRM。昨年9月には韓国の国立現代美術館に1億ウォン(約1000万円)の寄付をするなど、多大な貢献を見せてきた。また同年の自身の誕生日(2020年9月12日)には、ソウル鍾路(チョンノ)区に位置する国際ギャラリーを訪れ、ギャラリーで撮影した記念写真をSNSにアップし、ファンの関心を集めた。
普段からあまり本が読まれず、関連キャンペーンや事業を多く行っているが、効果が出ていないのが現在の韓国における読書の実態だ。
文化体育観光部が公開した報告書「2019年国民読書実態調査」には、紙と電子書籍を合わせた韓国の大人の年間平均読書量は7.5冊と記されている。
音楽だけでなく、様々な分野で好影響を与えているBTSに今後も注目だ。
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