『パラサイト 半地下の家族』で“半地下家族”の大黒柱を演じ、パルムドールを獲得した俳優ソン・ガンホが、第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門の審査委員に選ばれた。
韓国映画界によると、ソン・ガンホはカンヌ映画祭からコンペティション部門審査委員の提案を受け、受諾の意思を示したという。
ソン・ガンホは、1994年のシン・サンオク監督(代表作『プルガサリ 伝説の大怪獣』)、2009年のイ・チャンドン監督(代表作『ペパーミント・キャンディー』『バーニング 劇場版』)、2014年の女優チョン・ドヨン(代表作『シークレット・サンシャイン』)、2017年のパク・チャヌク監督(代表作『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』)らに続く、韓国人審査委員として名を連ねることとなった。
ソン・ガンホはこれまで、イ・チャンドン監督の『シークレット・サンシャイン』、パク・チャヌク監督の『渇き』、ポン・ジュノ監督の『パラサイト半地下の家族』などでカンヌを訪れている。そして今年はアウト・オブ・コンペティション部門に出演作『非常宣言』(原題)が選ばれており、再びレッドカーペットを歩く予定だ。また現在は、是枝裕和監督の新作『ブローカー』(仮題)を撮影中だという。
第74回カンヌ国際映画祭は、7月6日~17日までの12日間にわたって開催される予定だ。
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