チャン・ハンソク(演者オク・テギョン)の弟チャン・ハンソを演じたクァク・ドンヨンが、『ヴィンチェンツォ』との別れを惜しんだ。
【写真】『ヴィンチェンツォ』チャン・ジュヌのスーツ姿ビハインドカット!
本日(5月2日)最終回を迎えるtvNドラマ『ヴィンチェンツォ』でチャン・ハンソ役を好演したクァク・ドンヨンが、所属事務所のH&エンターテインメントを通じて本作への感想を述べた。
クァク・ドンヨンは、「作品が終わると“寂しい”というが、今回の作品は特に“寂しい”。脚本家、監督、綺羅星のような先輩たち、スタッフ全員が一丸となって作品を愛し、大切に撮影して、とても幸せな現場で楽しく作業することができた」と切ない気持ちを吐露した。
続いて、「7~8カ月程の長い時間を必要としたが、撮影中も幸せで、視聴者の皆さんからとても愛されてこの上なく幸せな作品になりそう」と語り、特別な愛情を示した。
また、「『私たちの周りにも、ヴィンチェンツォが1人いればどんなにいいだろう~』という思いと、俳優たちの愉快なアンサンブルで織り成す本作だけのギャグが合わさり、多くの方々が『ヴィンチェンツォ』を楽しんでくれたのではないかと思う」とし、「これまで『ヴィンチェンツォ』を大切にしてくれた皆さんに感謝し、『ヴィンチェンツォ』での思い出をこれからもずっとずっと大切にしながら、頑張って演技していきたい」という決意を伝えている。
『ヴィンチェンツォ』でクァク・ドンヨンは、反転に反転を繰り返すチャン・ハンソ役で視聴者の関心を集めた。傍若無人であくどいバベルグループ総帥から、無知でかわいらしい姿まで幅広いキャラクターを演じ、魅力あふれる憎めないヴィランとして愛されている。
さらに、常に変化を続けるキャラクターの感情をしっかりとした演技力で描き出し、チャン・ハンソという人物に説得力を持たせた。兄のチャン・ハンソクが投げたトロフィーを避ける場面から、手錠をかけられたチャン・ハンソクの耳元で囁く場面まで、恐怖に満ちた目つきから、反撃を狙う貪欲な目つきへと変化していくチャン・ハンソの内面をそっくりそのまま表現した。
それだけでなく、ヴィンチェンツォ(演者ソン・ジュンギ)に対しては、怒りから関心、そして憧れへと変わる過程を違和感なく演じ、次第に柔和に変化する表情や愛情が込められた言葉、親近感に満ちた行動で視聴者の没入度を高めた。
どんな人物と組み合わせても負けずとも劣らないクァク・ドンヨンの“コンビネーション力”も、やはり視聴者の注目の的となっている。
オク・テギョンとは権力争いをする“血の飛び散る兄弟”の姿を、ソン・ジュンギとは実兄よりも兄弟らしい“ブロマンス” (男性同士の親密な関係)を、ウサン法律事務所代表ハン・スンヒョク役のチョ・ハンチョルとは、見るだけで笑いを誘発するコミカルな演技を見せ、魅力の一助となった。
このようにクァク・ドンヨンはダイナミックに変化するチャン・ハンソというキャラクターを完璧に演じ、しっかりとした演技力で“クァク・ドンヨンの再発見”という好評を得ている。
視聴者の心を掴む“新興勢力”として登場したクァク・ドンヨンは今後、コメディ映画『6/45』(原題)でさらなる飛躍を遂げる予定だ。
演技に対する情熱と誠実さを武器に、期待の俳優へと成長したクァク・ドンヨンの今後に関心が集まっている。
そして『ヴィンチェンツォ』の最終回は、本日(5月2日)21時からtvNで放送され、韓国での地上波放送後、Netflixを通じて全世界配信予定だ。
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