K-POPガールズグループ“第4世代”の主役を狙う競争が本格化している。
例年に比べて2020年は、はっきりとした頭角を現した新人ガールズグループが多くなかった。
事実上、K-POP界の大型芸能事務所では、SMエンターテインメントのaespa(エスパ)を除いては、新人ガールズグループがデビューしておらず、大規模なオーディション出身のグループも存在しなかった。
それに比べて今年は大型新人ガールズグループがデビューするとのニュースが聞こえているが、特にSTAYC(ステイシー)、LUNARSOLAR(ルナソーラー)、Weeekly(ウィークリー)などが、第4世代の新興勢力として注目されている。
STAYCは最近、2枚目のシングル『STAYDOM』を発表し、タイトル曲『ASAP』でリアルタイム音源チャートの自己最高記録を更新するなど、明確な上昇を見せている。
有名プロデューサーであるブラック・アイド・ピルスンがローンチした第1号ガールズグループであるSTAYCは、「全員、センター・ボーカル・パフォーマー」を掲げ、K-POP界で頭角を見せはじめている。
2020年末の授賞式で新人賞6冠に輝いたWeeeklyも去る3月、3枚目のミニアルバム『We play』を発表し、初動売り上げで自己最高記録を更新した。また最近、『DADADA』でカムバックしたLUNARSOLARも、ヨーロッパや南米など様々な国からの熱い反応を得ている。
またMAMAMOOの妹グループであるPURPLE KISS(パープルキス)も、国内外で良いフィードバックを受けている。
新しいガールズグループは引き続き誕生しているが、世代を重ねるほどに生存競争は厳しくなっている。何よりも過去のように、デビュー後にファンの応援を受けながら足りない部分を埋めていくのではなく、現在は、実力とルックス、音楽まで完成したうえでデビューしなければ選択されない可能性が高い。
BLACKPINK、ITZY、aespaなどは、デビューと同時にトップガールズグループとしての歩みを見せており、彼女たちを評価するファンのハードルも高くなった。自然とメンバー数も10人近い大人数ではなく、4~6人ほどのグループが増えている。
とあるK-POP関係者は、「第4世代のガールズグループにファンが大挙移動する現象も起きるかもしれない。aespaなど大型芸能事務所から誕生したガールズグループと今後、競争できる成長力のあるグループも出てきている。全員センターを掲げるSTAYCの場合、ベースをよく固めており、他のグループもSNSを活用するなど、様々な方法で自分たちの領域を拡大していきている」と説明した。
別の芸能企画会社の関係者は、「第4世代アイドルの時代が始まったとはいえ、第3世代に代表されるアイドルたちがまだ健在であるため、世代が完全に交代されたとははっきり言えない」としながらも、「新人グループが複数デビューしながら第4世代への世代交代も期待できるため、K-POP界も注目している。大衆が共感でき、楽しめるメガヒット曲を誰が最初に見せられるかの戦いになりそうだ」と予測した。
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