『愛の不時着』俳優キム・ジョンヒョンは数々の疑惑から逃げも隠れもできない…業界の見方は?

2021年04月14日 話題

もはや逃げたり、隠れたりはできない。当事者は今も口を固く閉ざしているが、騒動の余波は日に日に拡大している。

『愛の不時着』で共演した女優ソ・ジヘとの熱愛説で始まった俳優キム・ジョンヒョンをめぐる非難は、所属事務所とのトラブル、その争点となった過去ドラマの降板に続き、3年前に熱愛説まで浮上し、簡単には収拾がつかない状態だ。

【注目】「触れるとウェットティッシュで拭き…」キム・ジョンヒョンを非難

そして、それらを眺める業界の視線には微妙な違いも感じられる。

キム・ジョンヒョンは去る4月8日、『愛の不時着』でカップル役を演じた女優ソ・ジヘとの熱愛説が報道されたが、双方が事実無根と一蹴した。しかし、その過程でキム・ジョンヒョンがソ・ジヘの所属事務所である文化倉庫に移籍するとの報道が飛び出し、現所属事務所O&エンターテインメントと専属契約で紛争中であることがわかった。

ソ・ジヘ(左)とキム・ジョンヒョン

O&エンターテインメントはキム・ジョンヒョンと関連し、韓国芸能マネジメント協会に紛争調整申請をしており、両者は専属契約期間の解釈で立場の違いを見せている。

キム・ジョンヒョンは専属契約期間が今年5月まで有効期限との立場だが、O&エンエンターテインメント側は、2018年8月にキム・ジョンヒョンがドラマ『時間』を途中降板した後、11カ月の空白期を持ったため、それを考慮して2022年中旬まで契約が延長されなければならないと主張している。

3年前のドラマ問題まで拡大

そんな議論が報じられるなか、キム・ジョンヒョンが2018年の『時間』出演当時、不遜な態度を取って最終的に途中降板したことが問題視され、4月11日には、その原因が当時の恋人だった女優ソ・イェジにあったとの報道が飛び出した。

キム・ジョンヒョンは当時、ドラマ制作発表会で終始不愛想な態度を取り、共演した少女時代ソヒョンを配慮しない態度で非難を浴びた。さらに主演であるにもかかわらず、残り4話という時点で、摂食障害とパニック障害を理由にドラマから途中降板した。

それはソ・イェジがキム・ジョンヒョンに「(共演女優と)スキンシップしないで」などと指示し、それにキム・ジョンヒョンが忠実に従った結果だとされた。

『時間』の制作発表会に参加したソヒョン(左)とキム・ジョンヒョン

キム・ジョンヒョンと関連したイシューは、ソ・ジヘとの熱愛説、文化倉庫とO&エンターテインメントなど所属事務所とのトラブルから、“ソ・イェジ問題”へと広がっているが、ソ・イェジは4月13日の午後、所属事務所ゴールドメダリストを通じて公式立場を明かし、自身に対する非難を避けた。

同日に行われたソ・イェジ主演の映画『明日の記憶』(原題)のメディア試写会と記者懇談会に、「個人的な理由」で参加しなかったソ・イェジは、無責任だという非難を浴びると、反論する資料を公開した。

ゴールドメダリスト側は「キム・ジョンヒョン側と確認した結果、ドラマ関連の議論がソ・イェジによって発生したわけではないという点を明確にした」とし、「騒動となった内容のように、ドラマの主演俳優が誰かの言葉によって本人の自由意志なく、そのまま行動するということは常識的に納得できない」と強調した。

それでも「結果的に恋愛問題においても、個人の未成熟な感情で多くの方に心配かけた点には後悔している」と謝罪の意を伝えた。

ソ・イェジの公式謝罪まで出たなかで、ソ・ジヘとの熱愛説に触発されたキム・ジョンヒョンの様々な問題は、真っ直ぐにキム・ジョンヒョン自身に戻ってきた。

ソ・イェジ

業界関係者たちは今回の騒動を注意深く見守っている。韓国芸能界で密かに出回っていた噂が公論化されたこと自体が異例であり、3年前の話が再び大問題となっているのは、さらに異例だからだ。

とある関係者は、「通常の場合とは異なって、あまりにもねじれているようだ。昔の作品まで議論されるケースは少なく、今回は異例といえる。そして内容的な面でも、見守る立場としては恐ろしいほどだ」と懸念を伝えたりした。

一方で別の関係者は、「暗黙のうちに知っていた出来事が遅れ知らされている。それに対して好き嫌いは存在するが、明らかに理由はあるだろう。今回の機会を通じて、過去に問題になったり、物議を醸したりしたことが再注目されれば、今後は問題自体を未然に防止するきっかけになるのではないか」との立場を明らかにした。

特に『時間』当時、一緒に作業した関係者は「方法には問題があるともいえるが、一歩遅れてであっても現場の話が知られたことは、結果論として肯定的に見ている」とし、「大衆が知らなかった実際の問題が共有され、制作陣はもちろん、俳優たちも警戒心を持つことができる」と付け加えた。

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