韓国ドラマ界が空前の“司祭ブーム”。ニッチな職業のキャラが脚光を浴びる理由は?

2019年02月27日 テレビ #韓国ドラマ

『熱血司祭』は、血の気の多い司祭とおバカな刑事が殺人事件に出くわし、捜査の過程でタッグを組んで事件解決に乗りだすというコメディータッチの捜査ドラマ。近年のドラマ作品で見られた司祭の一般的なイメージとはかけ離れた“ニュータイプ司祭”が大きな反響を得ている。

俳優キム・ナムギルの演じる主人公キム・ヘイルは竹を割ったような性格で、過去に国家情報院で勤務していたという異色の経歴を持つ。

従来のドラマ作品で司祭といえばクールで物静かなイメージが大きく、作品自体もシリアスな雰囲気を持っていた。しかし、キム・ヘイルはそうではなかった。血気盛んな司祭という異色なキャラクターは、放送のたびにお茶の間の人々を楽しませている。

『熱血司祭』はSBS初の金・土曜ドラマという異例の放送枠にも関わらず、20%を超える視聴率(ニールセンコリア、有料世帯全国基準)を記録しており、人気はまさに絶好調だ。

​​​​(写真提供=SAMHWA NETWORKS)『熱血司祭』
(写真提供=SAMHWA NETWORKS)キム・ナムギル​​​​

このように司祭というキャラクターが脚光を浴びるようになった大きな要因は、ジャンル物に対する需要の増加とされている。

これまでホラーやオカルト、ゾンビといったジャンルの作品は一定のマニア層に向けて作られていた。

しかし、近年はNetflixをはじめとしたインターネット媒体の新たなプラットフォームによってジャンル物が次第に市民権を得るようになり、世間からの需要は確実に増えている。

ある関係者は、司祭の人気についてこう分析する。

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