タレントのパク・スホンの実兄が横領疑惑を受け、法的な対応に突入したなかで、パク・スホンの私生活の暴露まで飛び出し、イメージ悪化に対する懸念が高まっている。
【注目】実兄に10億円も横領されたパク・スホンに応援の声が続いているワケ
パク・スホンの実兄であり、メディアブームエンターテインメント代表のパク氏側は4月4日、とあるメディアとのインタビューで、弟との葛藤はパク・スホンのガールフレンド紹介から始まったと主張した。
実兄側は、パク・スホンが昨年初め、ガールフレンドを家族に紹介する過程で葛藤が生じたとし、ガールフレンドは1993年生まれであり、パク・スホンが居住しているマンションの名義人と付け加えた。
登記簿謄本によると、そのマンションは2020年9月にパク・スホンと母親チ・インスク氏からキム氏へと売却され、所有者の名義変更が行われていた。しかし実兄側は、「母チ氏はパク・スホンが売買する予定として印鑑を渡していたが、実際に売買が行われていたことは知らなかった」と伝えた。そしてパク・スホンと実兄は旧正月以降に対立が鋭くなり、6月に入って双方は完全に割れ始めた。
また実兄側は、「兄が横領して逃げたとしているが、パク・スホン本人がラエル(株式会社)とメディアブームエンターテインメントの利益剰余金の法人通帳をすべて持っている」と主張した。
続いて「ラエル支店の法人名義で所有している不動産の家賃通帳と、関連USBもパク・スホンがすべて持っている。パク代表(実兄)は家賃を抜いたことがないという」とし、「最近パク・スホンが孤児院に寄付した1000万ウォン(約100万円)も、ラエル法人から支給された」と語った。
これに対してパク・スホンは、自分の私生活に関する主張に一つひとつ対応するよりは、実兄の横領疑惑の証明に集中すると思われる。ガールフレンドに関する言及は、横領問題と関連のないプライベートなことであるだけに対応しないわけだ。
以前にもパク・スホンのイメージを悪化させる主張は登場してきた。
最近、パク・スホンの実兄の知人と主張するネットユーザーが「パク・スホンの家族をよく知っているのだが、これは違うと思って文章を書く。パク・スホンが一文無しということから誤報だ。パク・スホン名義の家、お店もいくつかある」とし、パク・スホンが海外旅行、クラブなど、自分の品位を維持するために少なからぬお金を使ったという疑惑を提起し、話題を集めたりした。
一部からは根拠のない暴露や憶測、ガールフレンドとの私生活暴露が続くことで、横領疑惑という本質がぼやけ、パク・スホンのイメージが悪化するのではないかという懸念の声も出ている。
パク・スホンの法律代理人である法務法人エスのノ・ジョンホン弁護士は、実兄パク氏とその妻の横領疑惑に対する立場を明らかにし、4月5日に民事・刑事上の法的措置に着手すると発表した。
またパク・スホン側は、一部で実兄側をかばうような暴露文も事実ではないと一蹴した。
ノ弁護士は「一連の出来事が注目された後、パク・スホンは30年間の努力に対する公正な取り分を主張しただけで、“一文無し”という表現も正体不明のネットユーザーの主張から登場したし、パク・スホンはそのような表現を使ったことがない。結局、これは実兄の知人を口実にした者がパク・スホンのイメージを失墜させるためのトリックと見るしかない」と反論した。
それとともにパク・スホン側は、実兄に提案した合意案の内容を公開して「実兄と彼の配偶者側はそれを受け入れなかったし、むしろ特定のメディアを使い、身元がわからない知人を通じてパク・スホンの誹謗記事を量産した。パク・スホンは、もはや対話を通じた円満な解決の意志がないという判断を下した」と、法的対応を予告した。
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