女優でタレントのハム・ソウォンが“無理やりの不倫説”に怒りをあらわにした。ただ今もSNS活動は続けているが、自分に対する疑惑については沈黙を続けている。
ハム・ソウォンは3月29日、インスタグラムに「今日、インスタもするなという話を聞いて真剣に考えていたのに、これは何? あまりにひどいではないか。ファンの皆さん、教えてくれてありがたいし、心配してくれて感謝する」というコメントと、1枚の画像を投稿した。
その画像は、「ハム・ソウォン、既婚男性と不倫?」といったフレーズの入ったYouTubeのサムネイルをキャプチャしたものだった。再生回数を上げるために刺激的な見出しを入れた一種のフェイクニュースに、ハム・ソウォンは怒りを隠せなかった。
ハム・ソウォンは最近、様々な偽装疑惑が浮上して、TV朝鮮のバラエティ番組『妻の味』(原題)から降板した。
同番組を通じて公開された中国夫の両親の別荘が、実際にはAirbnb(民泊サービス)の宿泊先だったという疑惑、中国にある新居も短期レンタルだったという疑惑、放送で姑が通話した末っ子の弟という人物の声がハム・ソウォンに似ていたという疑惑などが広がり、最終的には番組から降板となった。
それに先立ってもハム・ソウォンは、キムチを“パオチャイ(泡菜)”と称して非難を受け、娘ヘジョンの緊急治療室を訪れる際にその様子を動画に収めたことを指摘されるなど、すでに何度も議論を巻き起こしてきた。
真正性が長らく疑われ、少しずつ信頼を失ってきたわけだが、今回の疑惑が導火線に火をつけ、ついに降板にいたったという格好だ。
『妻の味』は、ハム・ソウォンが再び人気を集めるようになるきっかけとなったバラエティ番組だった。制作陣との関係や内部事情などは、当事者だけが知っている部分だが、だからといって疑惑について沈黙を続けることは残念だ。
ハム・ソウォンと18歳年下の夫ジンファ夫婦を応援していた視聴者にとっては、なおさらそうだろう。意思疎通のない降板が最善の方法なのか、疑問が残る。
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