学生時代の“いじめ疑惑”が浮上し、主演ドラマが放送延期になった女優パク・ヘスが「むしろ私が被害者」と主張したなか、最初に彼女の疑惑を提起したAさんが反論した。
Aさんは3月9日、インスタグラムストーリーを通じてパク・ヘスが3月7日に公開した立場文について反論した。
Aさんは「(パク・ヘスが)私の周辺に連絡し、自分の意志と関係なくインスタグラムに書いたもので、私にやったことをはじめ、すべての被害者にやったことをまったく覚えてないとしている」と指摘した。
続いて「それでいながら違約金が100~200億ウォン(10~20億円)に上るかもしれないが大丈夫かと、この辺でやめるようにと脅迫されている」とし、「とある人には電話し、泣きながら“嘘の証言”をしてくれとも言った」などと主張した。
また「私のフェイスブックを探って、あの事件とまったく関係のない写真を上げて私と私の知人を陥れ、私とすべての被害者たちを嘘つきに作っている。優等生ではなかったという理由で、加害者扱いされなければならないのか」とし、「私は被害者として情報提供したのであり、私だけではなく多くの人が私に哀訴し、私が公論化しただけだ」と訴えた。
最後にAさんは「悔しさで首が締まる。謝罪と認めることを望んだだけ」とし、「過去にも被害者だったし、隠れなければならなかったが、今も隠れなければならないのか」と心境を伝えた。
先立ってパク・ヘスは3月7日深夜、長い沈黙を破って長文を掲載し、自らの立場を伝えた。
パク・ヘスは、「文章を何度も書いては消してを繰り返した。事実ではないので過ぎ去っていくと信じて見守った間、嘘に嘘が重なり、新しい嘘が生まれ、それが山のように積もってどんどん高くなっていった。偽の暴露が消すことができない偏見を作り出す過程を見ながら、苦痛だった」と、ここ2週間の心情を明かした。
そして「食事中にトレーをひっくり返され、制服に食べ物がついたり、廊下ですれ違うときにぶたれ、悪口を吐かれたりすることが起きた。“ただむかつく”という理由で、3年生の廊下に呼び出され、多くの学生が見ている前で頭を叩かれ、“殴りたい”、“3年生だったとしても殴っていた”と言われた」と、自分が学生時代にいじめられていたと主張した。
さらにAさんについては、「初めて転校したとき、私のトレーをひっくり返し、すれ違えば悪口を言ったその人が現在、被害者と主張している人物だ」とし、むしろ加害者であると強調した。
現在、両者の主張は真っ向から対立しており、どちらが真実を語っているかは客観的に判断できない。いずれにしてもAさんがさらに反論したことで、パク・ヘスをめぐる疑惑が長期化の局面に入ったことは間違いなさそうだ。
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