俳優チュ・ジフンが明かした話題作への情熱。「5点満点中10点をあげたい」【インタビュー前編】

「演出家がどんな気持ちでその状況を眺めているのか、機械に過ぎないカメラがそれをそのまま反映しているようで不思議だった。演出家自身がクリーチャーをただの怪物として見ていないということが、画面からひしひしと伝わってきた。現場でもそうだったし、スクリーンでもそうだった」

また、「スタッフの間ではキム・ソンフン監督を良い意味で“ソンビ”(朝鮮時代の身分のひとつで、高潔な人柄を持った利発的で謙虚な人を指す)と呼んでいた。声を荒げることなく自身の望むものを着々と得ている」と振り返り、撮影現場で感じた監督への思いを語った。

「(キム・ソンフン監督は)共感能力に長けている。大変なことを要求されて、辛い思いをしてもまったく憎いと思わなかった。そのうえ、必ずやり遂げたいと思わせるから不思議だ。そういった部分は人間的にもとても見習いたいと思った。

生きている限り、どれだけ親しい仲でも時には不満をぶつけることがある。ところが監督と一緒にいると不満ですら気軽に話せる。こんな風に思わせるのは、たとえスター監督でも難しい。不満も伝えるけれど、最終的には監督の思い通りに事が運んでいる」

チュ・ジフンはさらに、「おかげで辛い撮影も楽しむことができた。良い作品に出会ったときは毎回そんな気持ちだったと思う」と続け、ここ最近の活動を振り返った。

「人というのは不思議なものだ。好きな人と共にする旅は困難な道のりであっても楽しく、そうでない人とは超豪華旅行だったとしても良い時間を過ごせず、早く家に帰りたいとしか思わない。

映画『工作』のときもそうだった。『工作』撮影当時は相当な集中力を必要とするし、とてつもない緊張感があった。あれほど大変だったのに終わってみると良い記憶として残っている」

2019年はすでに下半期までスケジュールが決まっているというチュ・ジフンは、現在放送中のドラマ『アイテム』(MBC)の撮影が終わり次第『キングダム』シーズン2に取り掛かる予定だ。

「リュ・スンリョン先輩と一緒にシンガポール行きの飛行機で初めて台本を見て、“あっ!”と驚いた」と、シーズン2に対する期待感を高めている。続いて「僕が最後まで生き残るとは限らない。海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』でも、シーズン1で主人公が死んでいるじゃないか」と笑いを誘った。

シーズン1が大きな関心を集めただけに、続編に臨むうえで心境の変化はあったのだろうか。チュ・ジフンは思い切ったような表情でこう話す。

「心構えはいつも同じだ。自分のことだけ上手くやろうとして焦ることのないよう、リラックスして望みたい」

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