同じ容疑で起訴された同居人チョン氏には、懲役6カ月、執行猶予2年を宣告した。
先立ってチョ・ドクジェは、2015年の映画『愛はない』(原題)の撮影中、相手役だったパン・ミンジョンに強制わいせつをした疑いで告訴された。チョ・ドクジェは最終的に、最高裁で懲役1年、執行猶予2年、性暴力治療プログラム履修40時間などを宣告された。
しかし、その後もオンラインでパン・ミンジョンに対する非難の動画と文章を投稿し、在宅起訴された。そして今回、懲役1年2カ月の実刑判決が出たのだ。
それについてパン・ミンジョンは1月15日、インスタグラムを通じて心境を伝えた。
パン・ミンジョンは、「私は6年ほど、あまりにも多くの痛みを受けた。被告人(チョ・ドクジェ)らが彼らの知人イ・ジェポ、キム氏と協力して作った各種フェイクニュースをはじめ、性犯罪の有罪判決後、被告人らが直接行ったインタビュー、記者会見、フェイスブック、YouTubeを通じて公開された記事や動画の内容はすべて虚偽だったが、被告人の行為によって(私は)嘘つき女、脅迫女などと呼ばれ、すべてを失った」と明かした。
それとともに「その状態で私が選択することができたのは、法的対応であり、時間がかかったが、今日有罪を引き出せた」とし、「法的対応をする過程で数回、自ら命を絶とうとしたし、身体的、精神的にも崩れ、人生のすべてが揺れた」と吐露した。
続けて「それでも私が最後まで持ちこたえられたのは、法律上だけでも虚偽事実であることを認めてもらうためで、さらに他の性犯罪被害者に、生きてさえいればいつかは真実が明らかになるという希望になりたいという思いだった」とし、「また、私の事件とその解決過程が刺激的なゴシップではなく、深刻な社会問題であること知らせたかった。今日の判決が重要な先例として残ることを望む」と述べた。
最後にパン・ミンジョンは、「性的暴行の被害(1次被害)より、時には追加の被害が被害者を困難にする可能性がある。私は6年もの間、2015年の過去に縛られていた。でも今からは現在、未来に向かって進んでいきたい。被害者が被害を回復し、日常を取り戻せるよう協力してくださることを懇切にお願いする」と伝えた。