ボーイズグループSHINHWAのメンバー、チョンジンの父としても知られる歌手チャーリー・パクさんが、この世を去ってから2年が経った。
チャーリー・パクさんは2023年11月6日に亡くなった。享年68歳だった。
葬儀では、チョンジンと妻でインフルエンサーのリュ・イソが喪主として弔問客を迎えた。特に俳優チョン・ウンテクは、親族ではないにもかかわらず遺族とともに弔問客を迎え、注目を集めた。
2022年3月に放送されたテレビ番組『特種世界』(原題、MBN)では、チョン・ウンテクとチャーリー・パクさんの縁が公開された。俳優業を経て宣教師として活動していたチョン・ウンテクが、脳卒中の後遺症で言語障害などを抱え、一人暮らしをしていたチャーリー・パクさんを献身的に支えていたのだ。
これについてチャーリー・パクさんは同番組で、「つらい時期には、人生を終えようと思ったこともあった。複雑なことが嫌で『こんなふうに生きるくらいなら、もう行こう』と思っていた。そんなときに彼と出会い、私に本当に一生懸命尽くしてくれた。とてもありがたかった。チョン・ウンテク宣教師に出会って、私はここまで変われた。自分でもそう感じる」と語り、感動を呼んだ。
この縁があって、チョン・ウンテクは葬儀場にも駆けつけ、最後までその場を見守ったという。
1955年3月16日生まれのチャーリー・パクさんは、1979年に在韓米軍の公演ステージでサックス奏者として音楽活動を始めた。その後、息子チョンジンがSHINHWAとしてデビューし、大きな人気を得るなか、父子でテレビ番組に出演するなど親子共演でも注目を集めた。
こうした人気を背景に、2004年には『Casanova Love』を発表し、正式に歌手デビューを果たした。
しかし、その後は事業の相次ぐ失敗や経済的な問題に苦しみ、寂しい晩年を送った。度重なる事業の失敗により家庭を顧みる余裕もなく、約9億ウォン(約9000万円)もの借金を抱えることになり、この過程でチョンジンが経済的な支援をして生活を支えていたという。
ただし、経済的援助以外では父子関係が疎遠になったとの報道もあった。
『特種世界』ではチャーリー・パクさんが一人で暮らす様子も公開された。2017年に脳卒中を患い、半地下の練習室で一人生活を送りながら、宣教師チョン・ウンテクと強い絆で結ばれていた姿が描かれていた。
(記事提供=OSEN)
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