韓国の男性歌手パク・ジョンウンさんがこの世を去って3年が経った。
パク・ジョンウンさんは2022年9月17日、ソウル峨山(アサン)病院でこの世を去った。57歳だった。
パク・ジョンウンさんは生前、肝硬変と糖尿病による闘病生活を続けてきた。ただ、肝手術と入院を繰り返す過程で健康が悪化し、惜しまれつつも息を引き取った。
1962年12月25日生まれのパク・ジョンウンさんは、1989年に1stアルバム『Who, Me?』で歌手デビュー。その後『遠い未来に』『君だけのための愛』『今日のような夜なら』など数々のヒット曲を残し、1990年代を代表するバラード歌手として人気を集めた。
1994年には「韓国映像アルバム大賞」奨励賞、1995年には「KBS歌謡大賞」今年の歌手賞を受賞するなど、その音楽性も高く評価された。
一方、華やかな音楽活動の裏では病魔との闘いが続いた。突然のパク・ジョンウンさんの訃報は、多くのファンや大衆に衝撃と悲しみをもたらした。
特に、亡くなる前は新曲制作を進め、表舞台への復帰を準備していた時期だっただけに、その無念さはいっそう大きかった。遺族にはアメリカ在住の妻と娘がおり、当時、ファンや音楽仲間からは追悼の声が相次いだ。
後輩歌手のパク・ジェジョンは自身のSNSで「2017年の『不朽の名曲』で『君だけのための愛』を歌ったとき、先輩が涙を流された瞬間を今でも覚えています。安らかにお眠りください。心よりご冥福をお祈りします」と追悼メッセージを残し、多くの人々の胸を打った。
それから3年が経った今も、韓国の音楽ファンはパク・ジョンウンさんの歌を聴き、若く健やかだった頃の姿を思い浮かべている。
時が流れても、パク・ジョンウンさんの音楽は人々の心の中で生き続け、変わらず慰めと懐かしさを届けている。
(記事提供=OSEN)
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