韓国のYouTubeコンテンツが再び物議を醸している。今度は“在庫処分疑惑”だ。
YouTube番組『また行きたい店』を運営する制作会社スタジオ・スジェは8月20日、「TSシャンプー×また住みたい家企画展に関するお知らせ」と題した声明を発表し、「『また住みたい家』を信じて購入してくださった視聴者の皆さまに心よりお詫び申し上げる」と謝罪した。
「また住みたい家」は、トランスジェンダータレントのプンジャが韓国各地の名店を紹介する人気グルメ番組『また行きたい店』内のコーナーで、これまでもさまざまなブランドとコラボを行ってきた。
今回問題となったのは、『また行きたい店』坡州(パジュ)編で行われた「TSシャンプー」のプロモーション。1つ買うと1つおまけ、さらに1人最大10セットまで購入可能という条件で注目を集めた。
しかし、このシャンプーは2023年製造の製品で、使用期限が残り約14カ月しかなかったことが判明。「在庫処分ではないか」との疑惑が広がった。
批判を受けた制作陣は「販売中の製品には約14カ月の使用期限が残っており、ブランドと複数回確認した結果、使用上の問題はない」と説明。そのうえで「残りの使用期限に比べ最大購入数を10セットとしたのは、購入者の使用環境を十分に考慮していなかった。さらにTSシャンプー側から製造年月を正確に確認できなかった点についても深くお詫びする」と謝罪した。
さらに「再発防止のため、今後『また住みたい家』では販売開始時点から1年以内に製造された製品のみを扱うよう厳格に検収する。信じて購入してくださった皆さまを失望させた責任を取り、スタジオ・スジェが返品費用を全額負担する」と明言した。
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