“独島(竹島の韓国呼称)の守護神”と呼ばれる歌手キム・ジャンフンが、韓国プロ野球で始球式とコンサートを行う。
来る5月24日、ソウルの蚕室(チャムシル)球場で行われる韓国プロ野球のNCダイノス対斗山ベアーズの試合では、キム・ジャンフンが始球式を務めるとともに、試合後に特別コンサートを開く。
特別コンサートは試合終了後、一塁側の応援団席で行われる。キム・ジャンフンはバンド「ハングクサラム(韓国人)」とともに、自身のヒット曲をライブで多数披露する予定だ。
また、同日の試合はキム・ジャンフンの提案により、視覚障がい者と保護者50人が招待される。
キム・ジャンフンは韓国芸能界屈指の斗山ベアーズファンで知られている。実際、過去には自身の楽曲『歌だけ歌った』『ICE ON FIRE』を斗山ベアーズの応援歌として使うことを快く承諾して話題を集めた。
キム・ジャンフンは「斗山ベアーズの長年のファンとして、私の歌が斗山ベアーズの応援歌として使われるのを聞くたびに感慨深い」とし、「始球式、コンサートの両方とも最善を尽くして準備するので、選手たちも皆良い気運を受けて、より高みに目指すことを応援する」と伝えた。
なお、キム・ジャンフンは1963年8月14日生まれの61歳。1990年代より歌手活動を始め、2000年代中盤から“独島守護”活動を展開しており、自身の本籍地をソウルから独島に移すなど、熱狂的な「独島の守護神」として知られている。
昨年12月には京都国際高校の“夏の甲子園”こと「第106回全国高等学校野球選手権大会」優勝を祝福する意味で、同校での公演開催を試みて注目を集めた。ただ、実際にはキム・ジャンフンのビザが発給されなかったため来日できず、公演は中止となった。
そんなキム・ジャンフンは現在、財団法人障がい者企業総合支援センターの名誉CEO及び広報大使として活動している。昨年には重度障がい者のために「横になって見るコンサート」を開催した。
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