“4億円超”横領で裁判中の『豚のような女』主演韓国女優、MC務めるバラエティ最終回で「削除」が決定

2025年05月20日 話題

自ら設立した芸能事務所の資金を横領したとして裁判を受けている女優のファン・ジョンウムが、MCを務める番組から事実上“削除”されることがわかった。

【写真】真っ赤な水着姿のファン・ジョンウム

問題となっているのは、SBS PlusとEチャンネルが共同制作するバラエティ番組『ソロだから』。番組側は5月20日、「本日夜放送の最終回では、ファン・ジョンウムさんが登場するVTRはありません。また、MCのコメント部分も最小限にとどめる予定です」と発表した。

『ソロだから』は、“ソロであるがゆえの孤独と自由”をテーマに、独身芸能人の日常に密着する観察バラエティ。全20回で構成されており、同日の放送をもって最終回を迎える。

ファン・ジョンウム
(写真提供=OSEN)ファン・ジョンウム

この決定の背景には、最近発覚した看過できない不祥事の存在がある。ファン・ジョンウムは、自身が100%の持ち株を保有する個人法人(芸能事務所)から、計43億4000万ウォン(約4億3400万円)を横領したとしてすでに起訴されている。具体的には、会社名義で借り入れた資金のうち7億ウォン(約7000万円)を“仮払金”として受け取り、仮想通貨に投資。2022年12月までに総額43億ウォン超を不正に流用していたとされている。

横領以外にもトラブル多数

5月13日に済州(チェジュ)地裁で開かれた公判で、ファン・ジョンウムは起訴内容を全面的に認め、後日、所属事務所を通じて謝罪文を発表した。

「100%私が出資した会社であり、他の芸能人が所属していたことは一度もありません。すべての収益は私の芸能活動から得たものでした。会社名義のお金ではありますが、自分の活動で稼いだお金という認識から未熟な判断をしてしまいました」と釈明。「仮想通貨投資で損失を出したのは事実ですが、第三者への被害は生じておらず、それがせめてもの救いです」と続けた。

ファン・ジョンウムは、2000年代にガールズグループ「Sugar」のメンバーとして芸能界デビューし、解散後は女優へと転身。ドラマ『彼女はキレイだった』『キルミー・ヒールミー』『サンガプ屋台』『7人の脱出』、そして映画『豚のような女』などで人気を博し、演技力と独特の存在感でトップ女優の地位を築いてきた。

しかし私生活では波乱が続いていた。2016年に元プロゴルファーの実業家イ・ヨンドン氏と結婚し、翌年に第一子を出産。2020年には離婚を申請したが、その過程で第二子の妊娠が判明し、夫婦関係の修復を選択。2021年に第二子を出産したが、最終的にふたりの関係は破綻した。

その後は、離婚訴訟中に年下のバスケットボール選手との熱愛が報じられたほか、夫の不倫相手と勘違いした一般人女性を「醜女」と名指ししてSNS上で攻撃するなど、たびたび騒動を起こしていた。そうした中での横領事件発覚に、世間の視線は一層厳しくなっている。

芸能人として築いてきた長年のキャリアと信頼を大きく揺るがす今回の事件。裁判の行方とともに、彼女が今後も芸能活動を続けていけるのか、注目が集まっている。

◇ファン・ジョンウム プロフィール

1984年12月25日生まれ。2001年にK-POPガールズグループ「Sugar(シュガー)」でデビュー。2004年に脱退し、翌年にドラマ『ルル姫』で演技を開始。『明日に向かってハイキック』(09)で大きな注目を集め、『ジャイアント』(10)、『私の心が聞こえる?』(11)、『ゴールデンタイム』(12)、『キルミー・ヒールミー』『彼女はキレイだった』(15)など多くの作品で演技力と人気を証明。2020年には『サンガプ屋台』『あいつがそいつだ』で主演を務めた。

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