ドラマ『サイコだけど大丈夫』などに出演したことで知られる女優のソ・イェジが、SNSに感情をにじませたような意味深な言葉を投稿し、注目を集めている。
ソ・イェジは4月14日、自身のインスタグラムを更新し、「平気なフリしてるからって、勝手に扱わないで」という一文を投稿。特定の状況を示しているわけではないものの、自身の心境を間接的に吐露したものと受け取られている。
先立って12日、彼女は動画配信サービスCoupang Playのコメディ番組『SNL KOREA』シーズン7に出演し、過去のさまざまな騒動を“笑い”に昇華する形で正面から向き合った。
番組のオープニングでは、「SNLのクルーたちを皆“ガスライティング(精神的虐待の一種)”して、楽しくやってみせます」と、自らの過去を皮肉るようなジョークを飛ばした。これにMCのシン・ドンヨプが「そうだ、ガスライティングが趣味で特技だったのを忘れてた」と笑いで応じる場面も。スタジオには和やかな空気が流れていた。
また「ソ・イェGPT」というコーナーでは、ソ・イェジがAI(人工知能)に扮して登場。社員のプレゼンを成功に導くも、陰で「AIの要約を読んだだけ」と噂されるという設定でソ・イェジは、「本当に恥ずかしいのは、何も言えずに黙って座ってること。それがどれだけ悔しいか、私もよく分かる」と語り、自身の経験をほのめかす発言もあった。
彼女は2021年、『愛の不時着』出演俳優キム・ジョンヒョンと交際していた際、彼にガスライティングをしていた疑惑や、スタッフへのパワハラ、学歴詐称など、さまざまな疑惑に包まれたことがある。そして今年は俳優キム・スヒョンとの“二股疑惑”も浮上したが、本人がファンサイトを通じて真っ向否定していた。
今回の『SNL KOREA』への出演、そしてSNSでの投稿を通じて、ソ・イェジは自身にまつわる過去の騒動と向き合いながら、新たな姿を見せている。世間との距離を埋めようとする彼女の動きに、今後も注目が集まりそうだ。
◇ソ・イェジ プロフィール
1990年4月6日生まれ。2013年のドラマ『ジャガイモ星』でデビュー。『夜警日誌』『ラスト・ゲーム~最後に笑うのは誰だ?!』『パパはスーパースター!?』『ファンタスティック・クラブ』『君を守りたい~SAVE ME~』などに出演。2020年のドラマ『サイコだけど大丈夫』で、強烈な絵本作家コン・ムニョンを演じたことでブレイクするも、2021年に元恋人で俳優のキム・ジョンヒョンを精神的虐待していた疑惑などが囁かれ、活動を休止。2022年のドラマ『イブの罠』で復帰したが、2023年11月に事務所を退所。2024年6月25日に芸能事務所SUBLIMEとの契約を発表した。
前へ
次へ