歌手のキム・ホジュンが獄中から“手紙”を出した。
3月10日、ある韓国メディアはキム・ホジュンの直筆の手紙を公開。手紙には、「恋しい気持ちを込めて送ってくださったことに、心から感謝します。私は今、過去の自分を振り返り、深く反省しています」と綴られていた。
キム・ホジュンは、「一歩引いて世の中を見つめると、どれほど美しい世界の中で生きていたのか、今になってようやく気づきました。私はキム・ホジュンでありながら、本当の自分として生きられていなかった」と、自身を省みる言葉を記した。
続けて、「アリス(キム・ホジュンファン)がいたからこそ、こうして手紙を書く今の私が存在します。世間は私がすべてを失ったと言いますが、私はむしろ多くのものを得たと、胸を張って言いたい」と、ファンへの感謝の気持ちを伝えた。
さらに、「いつか必ず訪れる別れがあることを知っているからこそ、今この瞬間を大切にできるのだと思います。これからは、時間を無駄にせず、もっと恋しく思い、もっと愛したい」と、今後の人生への意気込みを語った。
キム・ホジュンは2023年5月、ソウル・江南区(カンナムグ)の狎鷗亭洞(アックジョンドン)で、飲酒状態で運転し、対向車線を走行していたタクシーに衝突。その後、現場から逃走したとして起訴された。
事件発生から約17時間後に警察へ出頭したが、当初は飲酒運転を否定。しかし、防犯カメラ(CCTV)映像などの証拠により、最終的に飲酒を認めることになった。
警察は、「ウィドマーク公式」(飲酒から時間が経過した後の血中アルコール濃度を推定する計算式)を用いて、事故当時のキム・ホジュンの推定血中アルコール濃度は0.031%だったと算出。しかし、ウィドマーク公式のみでは正確な飲酒量を特定するのが難しいとの判断により、「飲酒運転」の罪状は除外され、危険運転致傷および逃走(特定犯罪加重処罰法違反)の容疑で起訴された。
その後、2023年11月の一審判決で、懲役2年6カ月の実刑判決を受けたキム・ホジュンだが、不服として控訴。二審の初公判は2月12日に行われ、3月19日に第2回公判が開かれる予定となっている。
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