「アメリカ版BTS」誕生となるのか。韓国の大手芸能事務所HYBE(ハイブ)が、新ボーイズグループプロデュースの新プロジェクトを始動する。
HYBEは2月21日、パン・シヒョク議長とHYBEアメリカのスクーター・ブラウンCEOが、マルチ・プラチナ・プロデューサーのライアン・テダー氏とポップミュージックの進化をけん引するパートナーシップと締結し、次世代のボーイズグループをプロデュースする新プロジェクトを始動することを発表した。
併せて、全世界を対象としたオーディション「ワールドワイド・タレント・サーチ」の開始も明らかにした。
TOMORROW X TOGETHERの『Back for More』や&TEAMの『Dropkick』、KATSEYEの『Debut』などの数々のヒット曲を手掛けたテダー氏と再びタッグを組むHYBE。
自社が培ってきたアーティスト育成とK-POPインフラの構築、グローバルファンダム開拓のノウハウと、テダー氏が誇る数々の大ヒット曲とアーティストを成功に導いてきた実績を融合させるため、今回のプロジェクトを始動した。
プロジェクトは、21世紀のポップ・アイコンであるBTSとKATSEYEをプロデュースした立役者のパン・シヒョク議長、HYBEアメリカのブラウンCEO、そしてキャスティングとクリエイティブ・ディレクションを全面的に統括するテダー氏を含む業界のベテランからなる精鋭チームが率いる。
米ロサンゼルスで行われる新アーティストグループのトレーニングは、HYBEの包括的な育成プログラムと、ビヨンセやアデル、エド・シーランなどとのコラボレーションで知られるテダー氏のクリエイティブ・ディレクションを融合させたものになる。
今回の新たな挑戦は、HYBEとパン・シヒョク議長がGeffen Recordsと共同で立ち上げ、成功を収めた初のグローバルガールズグループ「KATSEYE」のデビューに続くものだ。
KATSEYEはすでにアメリカ市場で大きな飛躍を遂げており、デビューEPはBillboard「トップアルバムセールスチャート」で6位にチャートインし、シングル『Touch』のストリーミング再生はリリースから1カ月で1000万回を突破した。
パン・シヒョクはプロジェクト発表に際し、「HYBEが擁するアーティストたちは毎年チャートを席巻し、グローバルで素晴らしい記録を打ち立てています。特にKATSEYEの成功は、私たちのK-POPメソッドがアメリカのメインストリーム市場でも通用することを証明しています。ライアン・テダー氏とのコラボレーションによる新たなボーイズグループのローンチは、音楽業界における私たちのレガシーを未来へと繋ぐ、新たな一歩となるでしょう」と伝えた。
テダー氏は、「HYBEとこの刺激的な新プロジェクトに一緒に取り組めることをとても嬉しく思います。パン会長と彼のチームは、ファンを魅了するクリエイティブ集団として、世界的に見てもトップクラスの実力を持つことを証明してきました。私たちは、最高の音楽と、これまでになくファンに寄り添うグループを創り上げていきたいと考えています」と語っている。
なお、オーディション「ワールドワイド・タレント・サーチ」は年齢「13~23歳」のジェンダー「He/His/Them」を対象とし、国籍は不問。年間を通じて随時募集し、応募の際は写真ポートフォリオやパフォーマンスビデオ、自己紹介ビデオを提出する必要がある。
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