ボーイズグループTOMORROW X TOGETHERが、京セラドーム大阪で初の日本4大ドームツアーの追加公演を行った。
去る11月30日~12月1日、TOMORROW X TOGETHERは京セラドーム大阪でコンサート「TOMORROW X TOGETHER WORLD TOUR<ACT:PROMISE>ENCORE IN JAPAN」を開催した。
本公演は、日本4thシングル『誓い(CHIKAI)』の収録曲『Deja Vu[Japanese Ver.]』と日本1stフルアルバム『STILL DREAMING』の収録曲『9と4分の3番線で君を待つ(Run Away)[Japanese Ver.]』で幕を開けた。
ヨンジュンの「叫べー!」の声で一気に会場のボルテージが上がり、MOA(TOMORROW X TOGETHERのファンネーム)からは大歓声が沸き起こった。
また、合間のトークではボムギュが「MOAの男、ボムギュやで」と関西弁を交えて自己紹介した。続けて、テヒョンも「ええやんええやん!このテンションのまま、今日は夜を明かすくらい楽しむでー!」と関西弁を披露し、会場を盛り上げた。
休養中で公演に参加できなかったスビンについては、「昨日スビンさんから連絡が来ました。ネットで(昨日の)公演の感想を探して見ていたようです」と伝えられた。その後、ヨンジュンが「スビンの分までMOAの声で埋めてもらえますか」と問いかけると、大歓声とともに会場は一体感に包まれた。
そして、TOMORROW X TOGETHERは日本1stミニアルバム『Chaotic Wonderland』の収録曲『0X1=LOVESONG(I Know I Love You)feat. 幾田りら[Japanese Ver.]』、5thミニアルバム『The Name Chapter:TEMPTATION』のタイトル曲『Sugar Rush Ride』、3rdフルアルバム『The Name Chapter:FREEFALL』のタイトル曲『Chasing That Feeling』、2ndフルアルバム『The Chaos Chapter:FREEZE』の収録曲『Magic』といった人気曲を次々と披露した。
『Sugar Rush Ride』を披露した後、ボムギュは韓国の伝統音楽風にアレンジされた同曲について「(この曲は)たくさんパフォーマンスしたけど、毎回みんなの『うわ~!』って反応が嬉しいです」と話した。
さらに、メンバーたちはそれぞれ気球に乗って2階席にも届くほどの高さで日本オリジナル楽曲を歌唱。日本2ndシングル『DRAMA』の収録曲『永遠に光れ(Everlasting Shine)』、『DREAMING』の収録曲『Force』、『誓い(CHIKAI)』の収録曲『きっとずっと(Kitto Zutto)』では、MOAとの距離が縮まり会場の熱気がさらに高まった。
そうして再びステージに集まったメンバーは4thミニアルバム『minisode 2:Thursday’s Child』の収録曲『Thursday's Child Has Far To Go』『Trust Fund Baby』をしっとりと歌い上げた。
次に、うっとりとした会場の雰囲気を一転、黒い衣装に身を包んだメンバーたちが登場した。彼らは『The Name Chapter:FREEFALL』の収録曲『Back for More』と『The Name Chapter:TEMPTATION』の収録曲『Tinnitus(Wanna be a rock)』のパフォーマンスでファンを魅了した。
続けて、2ndミニアルバム『The Dream Chapter:ETERNITY』の収録曲『PUMA』、日本3rdシングル『GOOD BOY GONE BAD』のタイトル曲『Good Boy Gone Bad[Japanese Ver.]』、『The Name Chapter:FREEFALL』の収録曲『Growing Pain』でロックなステージを繰り広げ、会場の盛り上がりは最高潮に達した。
最後に、ヒュニンカイが「日本でのドームツアーはMOAの愛と応援がなかったら叶えられなかった僕たちの大きな挑戦だったのですが、2日間アンコール公演でいただいた応援も愛も忘れません」と感謝を伝え、6thミニアルバム『minisode 3:TOMORROW』の収録曲『I’ll See You There Tomorrow』でステージを後にした。
その後、ファンは公式キャラクターPPULBATUのリードでTOMORROW X TOGETHERコールを行い、日本2ndフルアルバム『SWEET』の収録曲『紫陽花のような恋(Hydrangea Love)』を合唱。
これに応えるようにしてメンバーが再びステージに登場した。日本ツアーで初めてとなる7thミニアルバム『The Star Chapter Sanctuary』のタイトル曲『Over The Moon』のパフォーマンスを披露し、公演を終えた感想を述べた。
テヒョンは、「6カ月のPROMISEの旅が今日終わりました。淋しい気持ちもありますが、ベストを尽くしたのでとても気分が良いです。そして6カ月間、幸せそうなMOAの皆さんを見ることができて僕も幸せでした」と伝えた。
続けて、「僕たちのことを好きで会いに来てくれるなら、僕たちはいつでもまた戻ってきます。(皆さんが)会いたくないと言っても、僕が会いたいのでまた戻ってきます。だから会うことを約束しましょう。6カ月間本当にありがとうございました」と次を約束した。
ヨンジュンは、「淋しい気持ちもあり、スッキリした気持ちもあります。6カ月に渡る大きな旅が終わろうとしているので、昨日の夜は不思議な気分でした。こうしてアンコール公演をさせてくれたMOAの皆さん、本当にありがとうございます」と感謝を表した。
加えて、「MOA、スタッフの皆さん、たくさんの方のおかげで僕たちがこうやって6カ月のツアーを成功させることができました。ただひとつだけ、スビンと一緒に締めくくれなかったのが残念ですが、すぐにまた5人で戻ってくるので、それまで少しだけ待っていてください」と不参加のメンバーの言及も忘れなかった。
ボムギュは、「この2日間でいただいた愛が大きかったので、淋しい気持ちが大きいです。できることなら一生、毎日このコンサートができたらいいと思うくらい幸せな公演でした。早くまた5人で1つになって、良いステージをたくさんお見せしたいと思います」と語った。
続けて、「この大きな京セラドームを端の方から2階の後ろの方まで、いっぱいに埋めてくださって、とても大きな力をもらいました。2日間、3時間を超える公演を応援してくださったMOAの皆さん、本当にありがとうございます」と付け加えた。
最後に、ヒュニンカイは「本当に有終の美を飾れたと思います。この美しい光景を思い出に残すことができて本当に幸せです。6カ月の旅を一緒に過ごしてくれたことに感謝を伝えたいです」と述べた。
加えて、「コンサートはこうして終わりを迎えますが、僕たちは年末のステージに向けて素敵でかっこいいパフォーマンスを準備しているので期待してほしいです。12月になり寒くなってきたのでMOAの皆さん、暖かくして過ごしてくださいね。今年、残りの日々も幸せで元気に過ごしてくれたら嬉しいです」と締めくくった。
そして、スクリーンには「つぎは必ず会いにきます!そのときにまた会おうね。MOAもメンバーのみんなもだいすき」とスビンの手書きメッセージが映し出され、会場は温かい雰囲気に包まれた。
挨拶を終えた後、名残惜しそうなMOAの歓声に応える形でTOMORROW X TOGETHERは『STILL DREAMING』の収録曲『5時53分の空で見つけた君と僕[Japanese Ver.]』、クリスマスキャロル『Sweet Dreams』、『SWEET』の収録曲『MOA Diary(Dubaddu Wari Wari)[Japanese Ver.]』などを追加で披露し、大きな歓声と拍手が鳴り響くなか、公演の幕が下りた。
なお、3度目のワールドツアーを終えたTOMORROW X TOGETHERは、来る12月31日に『第75回NHK紅白歌合戦』に出演し、今年を締めくくる予定だ。
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