財産は総額600億ウォンとも…婚外子発覚のチョン・ウソン、養育費・相続はどうなる?弁護士解説

2024年11月29日 話題

婚外子の存在が発覚した俳優のチョン・ウソン(51)。子供を産んだモデル、ムン・ガビ(35)への対応、複数の女性との関係などさまざまな問題が浮上したなか、チョン・ウソンの財産の行方にも注目が集まっている。

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約600億ウォン(約65億円)とも言われている莫大な財産について、本紙『スポーツソウル』は複数の弁護士からの意見を基に、チョン・ウソンの今後の法的、経済的争点を整理した。

争点1. 家族関係登録簿への「強制認知可能」

前提として、ムン・ガビが出産した息子は、現時点でチョン・ウソンの唯一の法的相続人だ。

チョン・ウソン
(写真提供=OSEN)チョン・ウソン

まず、法律事務所ヒョンソルのヤン・ユンソプ代表弁護士は「相続順位により、チョン・ウソンが亡くなるまで法律婚をしないならば、この息子が唯一の相続人になるのが正しい」のだという。

続いて「家族関係登録簿に子供として載せなければならない。もしこれを行わないならば、子供またはムン・ガビは民法第863条によりチョン・ウソンを相手に認知請求訴訟を提起することができる」と明らかにした。

婚外子と関係なく財産相続を受けることができる。“親子”という点が重要だ。

また、法務法人YKのチョ・ハンナ弁護士は「チョン・ウソンが任意で認知(自発的に自分の子供だと認める手続き)しない場合、遺伝子検査手続きなどを通じて実子を強制的に確認することができる」として、「認知後に相続が可能だ」と話した。

争点2. 養育費「通常は月300万ウォン。400万ウォンの事例も」

養育費も重要な争点の一つだ。今年3月に出産し、8カ月ほどが経過しているが、現在まで毎月の養育費がどれだけ支給されてきたのかは明かされていない。

養育費は算定基準表に従って標準養育費が算定され、加算、減産要素なども考慮される。養育費の増額は義務ではない。

ムン・ガビ
(写真提供=OSEN)ムン・ガビ

ヤン弁護士は「両親の財産状況(加算または減産)、子供の居住地域(都市地域は加算、農漁村地域などは減産)、子供の人数(子供が1人の場合は加算、3人以上の場合は減産)、高額治療費または教育費などによって養育費が加算される可能性がある」と解説する。

最大支給額は400万ウォン(約43万円)だという話も出た。チョ弁護士は「収益がさらに多い場合には、養育費算定基準表よりも高い金額で算定可能だ」として、「400万ウォン以上が認められた事例もある」と述べた。

争点3. もしも婚姻した際の財産分与は?

チョン・ウソンとムン・ガビが法律婚をしない理由は明かされていないが、一部では、離婚後の財産分与のリスクを意識したという分析も出ている。

結婚をした場合「5年生活すれば30%、10年生活すれば50%」を支給しなければならないという一部弁護士の主張も提起されている。婚姻から5年後、チョン・ウソンは財産(約600億ウォン推定)のうち180億ウォン(約20億円)を、10年が過ぎれば300億ウォン(33億円)を払わなければならないという計算まで出た。だが、これはあくまでも結婚した場合の話だ。

ムン・ガビ
ムン・ガビ

法曹界でも意見は食い違っている。ヤン弁護士は「チョン・ウソンは死亡した時、配偶者がいなければすべての財産は子供に相続される」として、「韓国の裁判所は、一方が“特有財産”を持って婚姻関係を結んでも、5年ないし10年以上婚姻関係を維持した場合、配偶者が財産維持に一定の寄与をしたと見て、財産分割を認める傾向にあるため、そのような解釈も存在しうる」と答えた。

チョン・ウソンが保有している財産は、特有財産(夫婦の一方が婚姻前から持っている固有財産と、婚姻中に自分の名義で取得した財産)という点で、数百億の財産分割は難しいという指摘も出ている。

またチョ弁護士は「財産分与への寄与度は、婚姻期間、婚姻初期に負担した財産比率、婚姻共同財産に対する寄与、家事・養育の程度、生活費負担比率などを総合的に考慮するため、事案によって異なる」として、「チョン・ウソンが婚姻前の現在保有している財産は、原則的に特有財産であり、現段階で婚姻するからといって直ちに財産分与の対象には含まれない」と一線を引いた。

最後に、法務法人デゴンのイ・ジウンパートナー弁護士も「特有財産は原則的に財産分与の対象にならない」として、「婚姻中の夫婦の共同努力により価値が維持・増加した場合、財産分与に反映できるが、この(チョン・ウソンの)場合、婚姻をしたわけでもなく、実際に積極的に協力してもいないので成立が難しいものと見られる」と指摘した。

◇チョン・ウソン プロフィール

1973年4月22日生まれ。韓国・ソウル出身。身長187cm。1994年の映画『KUMIHO/千年愛』で俳優デビューし、映画では『私の頭の中の消しゴム』『グッド・バッド・ウィアード』『監視者たち』『アシュラ』『無垢なる証人』『藁にもすがる獣たち』『スティール・レイン』『ハント』『ソウルの春』、ドラマでは『アスファルトの男』『ATHENA -アテナ-』『パダムパダム ~彼と彼女の心拍音~』『愛していると言ってくれ』などで主演を務めた。2011年にはフジテレビ系列ドラマ『グッドライフ ~ありがとう、パパ。さよなら~』に出演したほか、2016年には映画『私を忘れないで』で主演と制作を務め、2023年に映画『ザ・ガーディアン/守護者』で監督デビューを果たした。

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