BTS、まだ全員除隊もカムバ決定もしていないのに…来年の“完全体活動”を期待する価値があるワケ

2024年11月12日 話題 #BTS

HYBEの内紛で騒々しいなかでも、同社を代表するアーティストBTSの存在感は依然として圧倒的だ。完全体復活を前に否定的な話題が続くが、それでも彼らの名声は今も変わらない。

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HYBEは11月5日に第3四半期の業務発表カンファレンスコールを行ったなか、イ・ギョンジュンCFO(最高財務責任者)がBTSに言及したことで話題を集めた。

イCFOは、BTSのメンバー全員が兵役義務を終えた翌年の2026年、HYBEの売上への寄与度はどの程度と予想するかという報道陣の質問に「完全体でカムバックする場合、相当な売上が生まれると思うが、ほかのアーティストの新事業の成長が伴うため、売上比重が過去のように高くはならないと期待している」と答えた。

ただ、この回答で「まだ私たちもメンバーたちと2026年度の活動に対する議論をしている最中なので、現時点で見通せているわけではない」と発言したことで、“活動議論中”という観点でさまざまな噂が浮上した。特にBTSが除隊後、完全体として活動する計画が失敗に終わったのではないかという推測が挙がったのだ。

昨年9月、HYBE傘下レーベルのBIGHIT MUSICはBTSメンバー全7人と再契約を結び、「これをきっかけに、2025年に希望するBTSの完全体活動をともにできるようになった」と言及した経緯がある。

しかし、最近のHYBE内部文書流出やとSUGAの電動スクーター飲酒運転などさまざまな問題が発生したことで、BTSの完全体活動が失敗に終わったと伝えられたわけだ。

関係者の展望「BTS完全体がK-POPに新しい変化をもたらす」

だが、業界内ではこれに先立ち、BTSが全員除隊する来年6月以降、下半期にグループとしてのカムバックを希望するという意思を明らかにしたうえ、2026年のツアー開催も議論している状況なだけに、完全体活動の計画が遅れることはないと見通されている。

これに対しHYBEは、「メンバーたちと除隊後の活動について緊密に議論中であり、時期の方式など具体的な計画が決定されれば、適切な時点でお知らせする」とのみ伝えている。

こうした一連のハプニングは、メンバーの大半が現在も軍服務中であるなかでも、BTSの今後の活動に対する世界的な関心がどれだけ大きいかを示している。

BTS
(写真提供=OSEN)BTS

実際、BTSの各メンバーはHYBE問題で騒々しい状況でも根気良くソロ活動を展開している。彼らは軍服務中も、入隊前に制作したアルバムを順次リリースし、グローバルチャートで好成績を収めている。

そして、入隊前にソロシングルのみ発表した最年長のJINが、来る11月15日に初のソロアルバム『Happy』をリリースし、“興行のバトン”を受け継ぐ。

16~17日にはソウル中区(チュング)の奨忠(チャンチュン)体育館でファンショーケース「JIN『Happy』Special Stage」を開催するほか、24日には朝8時から開園前のテーマパーク「ロッテワールドアドベンチャー」のアトラクション「メリーゴーランド」で50人限定の非公開ファンサイン会も行う予定であり、ARMY(BTSのファンネーム)の注目を集めている。

現在、軍服務中のVは今年3月のデジタルシングル『FRI(END)S』リリースに続き、伝説的なポップ歌手のビング・クロスビーとのデュエット曲『White Christmas(with V of BTS)』が12月6日に全世界同時発表され。

RMも、2ndソロアルバム『Right Place, Wrong Person』の制作過程を映像に収めたドキュメンタリー映画『RM:Right People, Wrong Place』が来る12月5日の公開を控えている。

去る10月17日、グループ内2人目に兵役を終えたJ-HOPEも、近いうちに音楽活動を再開するものと期待を集めている。

このように、ソロ活動でも一人ひとりが存在感を発揮してきたBTSが完全体に戻れば、その波及力は相当なものと予想されている。

解決すべき課題もある。

特に、社会服務要員として服務していたSUGAが今年8月、電動スクーターを飲酒運転した事実が発覚。これによってSUGAには1500万ウォン(日本円=約163万円)の罰金刑が科され、グループの名声に“キズ”が入った。

一部のファンからはSUGAの脱退を求める声も上がっただけに、完全体活動を円滑に進めるためにはファン同士の葛藤を解消しなければならない。

とはいえ、BTSが持つ“象徴性”は現在も、どのK-POPグループとも比べ物にならないほど大きい。

とあるK-POP界の関係者は、「いつも以上にBTSのカムバックを待ち望んでいるのがHYBEだ。イメージ刷新と新しいモメンタムが必要なHYBEにとって、BTSの完全体活動はアルバム、音源、公演など直接的な売上はもちろん、ファンクラブ、マーチャンダイジングなど間接的な売上まで、あらゆる面での上昇につながるだろう」と語った。

また別の関係者は、「“軍白期”の間、SUGAの飲酒運転、HYBEの内紛によるファンダム分裂など否定的な話題も多かったが、それでもJIMINやJUNG KOOKがリリースしたソロアルバムがビルボードの『ホット100』で新記録を築き、世界的な人気ぶりを証明した」とし、「さまざまな話題があるなかでも、彼らの復帰は改めてK-POPに新しい変化をもたらすだろう」と展望を伝えた。

なお、BTSはJINが今年6月12日、J-HOPEが10月17日に除隊。残るメンバー5人では、RMとVが2025年6月10日、JIMINとJUNG KOOKが同月11日、SUGAが同月21日に除隊する予定だ。

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