FIFTY FIFTY脱退して何事もなかったように新グループ結成…元メンバー活動再開に「非倫理的」の指摘

2024年10月25日 話題 #FIFTY FIFTY

FIFTY FIFTY(フィフティフィフティ)を脱退したメンバーが新ガールズグループを結成し、活動を再開することに韓国マネジメント連合(以下、連合)が懸念を示した。

【写真】顔まで変わった?FIFTY FIFTY脱退メンバーの近況

連合は10月25日、「昨年、会員社のATTRAKTが被害に遭ったタンパリング事件に対して深刻性を認知しており、これに対する懸念を表明する」と明らかにした。

連合は「タンパリングは、公正な契約秩序に違反し、芸能界の信頼基盤を崩す深刻な違法行為」と説明すると、「タンパリングに加担したFIFTY FIFTYの元メンバー3人が、自身の行動に対する責任を回避したまま、ほかの所属事務所と契約を結んで何事もなかったように活動を再開しようとする態度は非常に残念だ」と伝えた。

続けて、「タンパリングを主導したアーティストが既存の契約関係を無視し、活動を再開しようとする試みはそれ自体が非倫理的であり、芸能界全体の信頼度を大きく落とす問題だ。このような行動が継続的に容認されれば、既存の専属契約は何の拘束力も持たなくなるだろう。また、今後も契約を無視して利益だけを追求する形態に従う可能性が高くなり、最終的に産業全般にわたり混乱と不信を招くだろう」と懸念を明かした。

そして、「今回の事態を非常に深刻に受け止め、タンパリングを通じて違法に契約を無効化しようとする試みを強力に糾弾する」とし、「タンパリングによる被害を防止するための法的措置を強化し、類似の事例が再発しないよう積極的に対応する」と訴えた。

FIFTY FIFTY
(写真提供=OSEN)4人組当時のFIFTY FIFTY。左からシオ、セナ、アラン、キナ
FIFTY FIFTY
(写真提供=OSEN)新体制のFIFTY FIFTY。左からムン・シャネル、イェウォン、キナ、アテナ、ハナ

なお、連合が言及したFIFTY FIFTYとは、2022年11月にアルバム『THE FIFTY』でデビューしたガールズグループ。当初は4人組で活動し、2023年2月にリリースした1stシングルアルバム『The Beginning: Cupid』のタイトル曲『Cupid』が世界的に大ヒット。米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」で25週連続チャートインを達成し、BLACKPINKが持っていた歴代K-POPガールズグループの連続チャートイン記録(8週連続)を大幅に更新したことから、“中小芸能事務所の奇跡”と呼ばれた。

ところが2023年6月、FIFTY FIFTYのメンバー全員が所属事務所ATTRAKTを相手に専属契約効力停止仮処分を申請。その後、メンバーの一人であるキナは仮処分申請を取り消してATTRAKTに復帰したが、残るメンバー3人のアラン、セナ、シオは同年10月に専属契約解除が通知され、FIFTY FIFTY脱退となった。

その後、FIFTY FIFTYは既存メンバーのキナに新メンバー4人(ムン・シャネル、イェウォン、ハナ、アテナ)を加えた5人組で再編され、今年9月20日にミニアルバム『Love Tune』をリリースして再スタートした。

一方、脱退メンバーのアラン、セナ、シオは同年8月にNS ENM傘下レーベルのMASSIVE E&Cと専属契約を締結。そして10月15日、3人組ガールズグループ「ablume(アブルーム)」として再デビューすることが発表されていた。

ablume
(写真=MASSIVE E&C)ablume

以下、FIFTY FIFTYに関する韓国マネジメント連合の立場文。

こんにちは、韓国マネジメント連合です。

連合は最近、報道資料を通じて申し上げたように、昨年、会員社のATTRAKTが被害に遭ったタンパリング事件に対して深刻性を認知しており、これに対する懸念を表明します。

タンパリングは、公正な契約秩序に違反し、芸能界の信頼基盤を崩す深刻な違法行為です。にもかかわらず、タンパリングに加担したFIFTY FIFTYの元メンバー3人が、自身の行動に対する責任を回避したまま、ほかの所属事務所と契約を結んで何事もなかったように活動を再開しようとする態度は非常に残念です。

このような行為は基本的な契約倫理と常識に反し、すべての関係者の信頼を深刻に傷つけます。アーティストと所属事務所間の契約関係は、単なる法的拘束力を超え、相互信頼に基づいて行われます。しかし、タンパリングを通じて一方的に契約を破棄し、それに伴う法的、倫理的責任を果たさないまま新しい所属事務所との契約を進めることは、業界の公正性を損なう重大な問題です。

特に、タンパリングを主導したアーティストが既存の契約関係を無視し、活動を再開しようとする試みはそれ自体が非倫理的であり、芸能界全体の信頼度を大きく落とす問題です。このような行動が継続的に容認されれば、既存の専属契約は何の拘束力も持たなくなるでしょう。また、今後も契約を無視して利益だけを追求する形態に従う可能性が高くなり、最終的に産業全般にわたり混乱と不信を招くことになるでしょう。

韓国マネジメント連合は今回の事態を非常に深刻に受け止め、タンパリングを通じて違法に契約を無効化しようとする試みを強力に糾弾します。我々はすべてのアーティストが自分たちの行為に対する責任を負い、契約の法的、倫理的義務を遵守することを促します。

また、タンパリングによる被害を防止するための法的措置を強化し、類似の事例が再発しないよう積極的に対応します。

アーティストは自分の権利と自由を尊重される資格がありますが、これは正当な手続きと契約の枠組みの中で行われなければなりません。これに対し、韓国マネジメント連合は公正な秩序を守るために最後まで努力することを誓い、業界関係者たちにも参加を要請します。

◇FIFTY FIFTYとは?

キナをはじめとするメンバーで構成され、2022年11月にアルバム『THE FIFTY』でデビューしたガールズグループ。当初は4人組で活動し、2023年2月に1stシングルアルバム『The Beginning: Cupid』をリリースすると、そのタイトル曲『Cupid』が大ヒット。米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」に25週連続チャートイン(最高順位17位)し、BLACKPINKが持っていた歴代K-POPガールズグループの連続チャートイン記録(8週連続)を大幅に更新して“中小芸能事務所の奇跡”と呼ばれた。しかし同年6月、メンバー全員が専属契約効力停止仮処分申請を提出して所属事務所と紛争し、最終的に3人が脱退してキナだけが残る結果に。キナに新しいメンバー4人(ムン・シャネル、イェウォン、ハナ、アテナ)を加えて5人組に生まれ変わり、2024年9月20日に新アルバムをリリースした。

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