BTSなど人気アイドルグループが多数所属する大手芸能事務所HYBE（ハイブ）が提供した“ペンライト”が、韓国選手団に対する現地の応援の熱気を高めている。
フェンシング男子のオ・サンウク（27）が男子サーブル個人、競泳男子のキム・ウミン（22）が男子400m自由形の決勝を戦った7月27日（現地時間）夕方、パリ中心部のアンヴァリッド軍事博物館近くにある韓国選手団の応援拠点「コリアハウス」は、韓国の選手を応援する“ペンライト”の光で輝いた。
特に、オ・サンウクが今大会で韓国勢初となる金メダル、キム・ウミンが銅メダルを獲得した瞬間、観客の感激に満ちた歓声とともにペンライトも華やかな光を放ち、祝福の雰囲気を高めた。
スポーツ、エンターテインメント文化、そしてIT技術力まで調和した感動の瞬間だった。
HYBEは今回のパリ五輪に向けて、独自の技術力で特別に開発したペンライト「チーム・コリア応援棒」を大韓体育会を通じて提供した。
そして、大韓体育会とともに27日19時から約4時間、コリアハウスの野外庭園で「チーム・コリア応援棒」を活用した団体応援を行った。
団体応援では、事前にコリアハウス訪問申請をした観客のうち約800人にHYBEが制作した「チーム・コリア応援棒」を支給。韓国の選手たちが出場したフェンシングと競泳を生中継で観戦し、全員で応援を繰り広げた。
この場で、HYBEはまるでK-POPライブの現場にいるかのように、ペンライトの色と点灯を調整する演出を披露。現地応援の雰囲気を引き上げ、新たなスポーツ応援の雰囲気を醸成した。
HYBEは試合の流れに合わせたペンライトの演出を通じて、観客の試合への没入感を高め、一層応援の雰囲気を高める役割を果たした。
パリ五輪を戦う韓国選手団の応援ソングであるSEVENTEENのユニットBSS（ブソクスン／スングァン、ドギョム、ホシ）の大ヒット曲『Fighting （feat.Lee Young Ji）』をはじめ、YB（ユン・ドヒョンバンド）の『Oh必勝（ピルスン）コリア』、LOVEHOLICの『Butterfly』など、韓国国民に応援ソングとして親しまれている5曲に合わせてペンライトの演出を披露した。
また、観客が叫ぶ応援スローガンに沿ってペンライトの点灯速度と色を調整する演出も披露するなど、現場の“応援団長”の役割も果たした。
キム・ウミンとオ・サンウクが決勝を戦う間は、現場の雰囲気はもちろん、ペンライトの華麗な光も最高潮に達した。
「チーム・コリア応援棒」は、中央コントロールによって送信された信号を受け、五輪旗とパリ五輪のロゴの色からインスピレーションを受けた青、赤、黄、緑、金色の計5色で輝き、現場の雰囲気を高めた。
HYBEは試合の過程と結果によって変数が多いスポーツの応援現場であることを考慮し、楽曲に合わせた演出を事前に入力し、出力する方式のK-POPのコンサートとは異なり、現場で手動を通じてリアルタイムにペンライトの演出を追加する技術を披露した。
このような演出は、リアルタイムで変化する試合の流れと現場の応援の雰囲気を反映し、試合観戦の現場に躍動感を与え、熱狂を引き出した。
HYBE IPX事業本部のイ・スンソク代表は、「最善を尽くす人たちに応援と熱狂を送る姿は、K-POPとスポーツの両方に適用される価値ということを、今回の団体応援の現場で感じることができた」とし、「HYBEが持つ公演現場でのペンライトの演出ノウハウと、蓄積された経験を土台に、今回の五輪の応援現場をより多彩で躍動感溢れるようにしただけに、今後もさまざまな現場でK-POPならではの応援文化とHYBEの技術を披露できるよう、機会を模索する」と明らかにした。
HYBEがデザインから技術開発、制作まですべて進めた「チーム・コリア応援棒」は、五輪の聖火リレーで使用されるトーチをモチーフにデザインされた。ペンライト上段の透明ケース内にチーム・コリアのロゴを配置し、韓国選手団のアイデンティティを活かしたのが特徴だ。
また、ロゴ下の発光部分は、オリンピックスタジアムからインスピレーションを得て、円形状で中から外に観客席が広がっていくようなパターンを適用した。
ペンライトは、ボタンを押すと発光部分が青、赤、黄、緑、金色など計5色に変化する。また、中央コントロールによって送信される信号を受けることで、すべてのペンライトが同時にさまざまなな色で輝き、五輪の応援雰囲気を高めることができるように制作されている。
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