「文化の盗用」などと批判を浴びたガールズグループIVEに対して、誠信（ソンシン）女子大学のソ・ギョンドク教授が持論を展開した。
IVEは最近、2nd EPアルバムを発表し、タイトル曲『HEYA』の音源とミュージックビデオを公開した。
新曲のミュージックビデオには、チョゴリを活用した衣装や韓国伝統の扇子や煙管（キセル）、ノリゲ（装身具）、山水画、韓国虎などが登場する。
IVEのリーダー、ユジンは「『HEYA』は韓国風にミュージックビデオを撮って、衣装も準備したことに非常に意味があり、準備しながら楽しかった」と紹介したりした。
だが、それに対して中国の一部のユーザーは悪質なコメントを付けて、「中国文化を盗んだ」と主張し、議論が巻き起こっている。「微博」などの中国SNSには、IVEのミュージックビデオに対して「中国伝統要素を乱用」「盗みが上手だ」などの非難も吐き出された。
一連の騒動についてソ・ギョンドク教授は「（中国は）キムチや韓服をはじめサムゲタン、扇子踊りなど、韓国を代表する文化を“中国のもの”と言い張っていたが、今はK-POPスターたちの映像のなかのシーンも中国文化だと意地を張っている」と指摘した。
特に彼は、「韓国文化コンテンツが世界の人々に注目されているため、中国のネットユーザーの劣等感が激しくなり、“歪んだ中華思想”から抜け出せず、ただただ残念なだけ」と強調した。
なお2022年10月にも、IVEのウォニョンがフランスのパリで披露した「鳳凰模様のかんざし」に対して、中国の一部のユーザーが「中国文化だ」と主張して同じような騒動になった経緯がある。
◇IVEとは？
伝説的なガールズグループIZ*ONE出身のユジン（リーダー）とウォニョンを中心に、ガウル、リズ、イソ、そして日本人メンバーであるレイの6人で構成されたガールズグループ。公式デビュー前から優れたビジュアルで“全員センター級”と評された。2021年12月にデビューシングル『ELEVEN』を発売すると、7日という韓国音楽史上、最速で音楽番組1位に。続く2022年4月に発表した2ndシングル『LOVE DIVE』も各種チャートと音楽番組を席巻する大ヒットを記録し、デビューから半年でK-POP第4世代を代表するガールズグループとなった。2022年10月に『ELEVEN -Japanese ver.-』で日本デビューしている。
■「中国系なのに…文化の盗用だ」IVE・ウォニョンを中国メディアが非難
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