大ヒットドラマ『愛の不時着』の最高視聴率21.7%を上回る24.9%を記録し、韓国ドラマの新しい歴史を書いた『涙の女王』。
演出を担当したチャン・ヨンウ監督が、最後まで楽しんでくれた視聴者に向かって最後の挨拶を伝えた。
作品をともに完成させた俳優への称賛、演出の秘法、ビハインドストーリーまで、演出に対するすべてを盛り込んだ一問一答を公開した。
1、『涙の女王』の撮影から終映まで熱い関心の中、無事に終えた。有終の美を飾った感想は?人気を実感しているのかも気になる。
作家さんの面白くて意味のある台本と、俳優たちの立派な演技のおかげで、幸せでお互いに信じて頼ることができた現場でした。作家、監督、俳優の呼吸が本当に良かったと思います。皆が心を一つにして作品を愛し、精魂込めて作る過程が私にも大きな意味を与える作品でした。私もこの作品を通じて作家さんと俳優をもっと尊重するようになりました。ドラマを愛してくださる視聴者の方々にも心から感謝する気持ちしかありません。
放送中は後半の作業で余裕がなく、人気を特に時間できるようなことはなかったのですが、周りから面白いという話を伝え伝えに聞いていました。
2、『涙の女王』がこれほどまでに愛された理由は何だと思うか、また、このような反応を予想していたのか。
初めてこの作品のオファーがきた時、最近では珍しい家族の話を扱うという点が良かったし、時間や記憶のような意味のあるテーマを作家さんが台本にとてもよく書いてくださって楽しく撮影できると思いました。
また、私が一番信じて頼るキム・ヒウォン監督と共同演出をすることになり、一人一人本当に良い俳優の方々がキャスティングされ、少なくとも恥ずかしくない作品を作らなければならないと思いました。正直、ここまでうまくいくとは予想もしていませんでした。
『涙の女王』が愛された理由は、ドラマの最後に出てくる「傍にいる大切な人たちを振り返り、再び愛することができる時間になったことを願って」というフレーズのように、家族、夫婦、友人、恋人がもう一度お互いの大切さを感じる時間になったからだと思います。そしてこのドラマを愛してくださった数多くのファンの方と、視聴者の方たちの口コミのおかげだと思うので、その方たちに心から感謝します。
3、特に記憶に残る視聴者の反応は?
作品をするとき、最大限ディテールと感情に集中しようとする方ですが、『涙の女王』を作業している間は視聴者の方々がこのようなディテールと感情を全てキャッチして考察している部分に一番驚きました。演出の意図はもちろん、俳優のとても繊細な感情演技とスタッフたちが苦労して準備した些細な設定や小物一つまでも面白く見てくださって心から感謝します。
4. 『涙の女王』は人物の感情を極大化する背景と映像美で多くの好評を博した。人物の感情線、その中でもペク・ヒョヌとホン・ヘイン夫婦のロマンスのテンションを極大化する監督だけの演出秘法が気になる。
特に演出の秘訣があるわけではなく、夫婦は恋人と違うので、夫婦間の関係、距離、温度を盛り込みたかったし、状況と感情によって違う表現をしようと努力しました。このような部分を撮影、照明、美術監督たちとシーンごとに相談しながら作っていきました。
5、『涙の女王』を一緒に作ってきたキム・スヒョン、キム・ジウォン俳優のケミストリーもやはり目立ったという反応が多い。2人のストーリーを一緒に作ってきたキム・スヒョン、キム・ジウォン俳優の演技呼吸について褒めるなら?
キム・スヒョン、キム・ジウォン俳優は今回の作品をしながら、心から尊敬し、愛するようになりました。演技では二人とも100点満点で、他の俳優たちとスタッフたちに接する姿勢と人格的な部分でも本当に立派な俳優たちでした。
特にキム・スヒョン、キム・ジウォン俳優はお互いに違いますが、お互いを頼りにして補完し合う本当の夫婦のようなケミストリーを見せてくれました。相手が辛い時は待ってくれて、耳を傾けてくれる姿がそばで見ても胸が熱くなり感動的でした。
6、『涙の女王』は監督にとってどんなドラマとして残ったのか、また視聴者の方々にとってはどんなドラマとして記憶されたいか。
1年間準備して撮影しながら、私ももう一度私の周りの家族と私が大切にしている方々に対する大切さを感じることができましたし、視聴者の方々もこの暖かい温もりを一緒に感じてほしいです。このドラマが視聴者の皆さんの良い記憶の片隅に残っていることを願います。
7、最後に『涙の女王』を愛してくださった視聴者の方々に一言。
二カ月間、一緒に笑って一緒に泣いてくださった視聴者の方々に心から感謝します。
前へ
次へ