“BLACKPINK・リサ似”とチヤホヤも、四面楚歌に…韓国恋愛番組の予見されたリスク、制作陣の一人勝ちか

2024年01月28日 番組

放送開始前から危険性が予見されていた韓国の恋愛リアリティ番組が、結局批判を浴びている。

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2021年に開始し、去る12月から最新シーズンの18期が始まった『私はSOLO』。本番組は参加者のプライバシーを守るため、韓国の古風な名前で行われる。

今回の12人の参加者のなかで最も注目を集めたのは、BLACKPINK・リサや女優キム・オクビンに似ていると紹介されたオクスンだった。

しかし、彼女へのスポットライトはそれほど長くは続かなかった。というのも、彼女が過去、女優活動をしていたチン・ガヒョンではないという疑惑が膨らんだためだ。

『私はSOLO』が炎上したワケ

BLACKPINK、リサ
(写真提供=OSEN)BLACKPINK・リサ

これまで恋愛リアリティ番組には、インフルエンサーや芸能人志望などは出演してきたが、“素人のリアル”を強調してきた『私はSOLO』だっただけに、指摘が相次ぐ事態となったのだ。

ここで噂されたチン・ガヒョンは、ドラマ、映画などに端役として出演した経験があり、2020年からは芸能事務所と専属契約も結んだことがある。女優活動のほか、ソウル・江南(カンナム)で飲食店を経営しているとも知らされ、『私はSOLO』出演をきっかけに、自身の店をPRしようとするのではないかという指摘も出てきた。

彼女に関して所属事務所は、「2020年11月から2022年5月まで所属して活動し、以降は契約を解除して芸能活動を中断した」と明らかに。その後、飲食業を始めたと理解していると説明している。ただ真偽はさておき、疑わしい人物を出演させた段階で番組の“真正性”は崩壊してしまったのだ。

番組側は当初、「番組内で公開される自己紹介で(彼女のプロフィールを)確認してほしい」と言及していたが、前所属事務所は「マーケティング的な理由をあれこれと言い、事実ではない誤った話で多くの誤解が膨らんだことに対して遺憾であり、このような公式コメントを発表するに至った」と伝えた。

そして迎えた1月24日の放送でオクスンは事件を起こしてしまった。これまで何度もMBTI(性格診断)の話を持ち出し、相手を細かく把握しようとしたことで、“MBTI執着女”という指摘を受けてきたオクスン。そんな彼女はカップル成立間近と思われる男性ヨンシクと会話しながら、またしてもMBTIを持ち出し、互いに異なる性向について言及した。

彼女は以前の恋愛でもMBTIが合わなくてとても大変だったと執着理由を明らかにしたが、共感させることは難しかった。

番組内の発言に批判殺到

私はSOLO
(写真=SBS Plus、ENA)女優チン・ガヒョンではないかと噂されたBLACKPINK・リサ似の美女

その後、オクスンは宿舎に戻り、ほかの女性参加者との会話で、「私は若干、俗物なのかもしれない。(彼の)年俸を計算している。私、あまりにも悪かったでしょう?」とし、「そんなことを考えると、ちょっとあれだ。正直面白いことだが、ヨンシクさんがお兄さんのように感じられず、弟のよう感じる」と話した。放送後、このオクスンの発言が、ヨンシクの職業が消防士である点に言及していたことが判明し、批判が寄せられることとなった。

オクスンは一人で事態の収拾をはかった。あるネット上で寄せられた「年俸を話すなんて」という批判に、彼女は「結婚する相手なので、あれこれ悩んだだけだ。結婚資金を考えると、相手のことを考えて私がもっと出すこともできるのではないか」と釈明した。しかし、批判が続いたことで当該文を削除している。

このように、オクスン一人が悪目立ちしている『私はSOLO』最新シーズンだが、むしろ制作陣はリスクを楽しみ、視聴率と話題性に活用しているようにも見える。24日の放送はニールセンコリアが集計した結果、平均4.4%(首都圏有料放送世帯調べ、ENA・SBS Plus合算値)の視聴率を記録。ターゲット視聴率である「男女2049」でも2.3%を記録し、同時間帯のターゲット視聴率1位を記録した。1分あたりの最高視聴率は4.64%だ。

“ハイリスク・ハイリターン”と言うが、あまりにもあからさまなリスクを抱えて突き進むのは、危険しかないと思われる。特段釈明せず、批判を受けるに値する行動と発言で大きくなったリスクは、結局爆発した。

それにもかかわらず、制作陣は視聴率アップを祝し、議論からは目をそらしている。ヒロインから一気にヒールへと転落したオクスンは現在、四面楚歌の状況に置かれている。

(記事提供=OSEN)

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