キム・スヒョンは面会謝絶になるほど危険度の高い最前方地域で任務を行う部隊に自ら志願し、“特級戦士”に選ばれるなど「真面目な軍生活を送った」と除隊式で振り返っている。
ドラマ『太陽を抱く月』『星から来たあなた』などの出演でアジア圏を中心に絶大な人気を博しているだけに、除隊後の活躍にも期待が寄せられている。
12月末をもって所属事務所キーイーストとの契約が終了し、個人事務所設立の噂も流れているが、ひとまず2020年放送予定のドラマ『サイコだけど大丈夫』(原題)でドラマ復帰すると発表している。
K-POPグループBIGBANGのメンバーたちの除隊ラッシュも続いた。
2019年7月のT.O.P、10月のG-DRAGONに続き、11月にはSOLとD-LITEが除隊。ただ、元メンバーのV.Iが特大のスキャンダルを巻き起こして芸能界を引退したことや、T.O.Pの大麻吸引、D-LITE所有ビルをめぐる疑惑など、ゴタゴタが続いているため、グループとして音楽活動を再開できるかは見通しが立っていない状況だ。
他にも俳優チ・チャンウクが4月、SUPER JUNIORのキュヒョンと2PMのテギョンが5月に除隊し、ドラマ『ミセン-未生-』で共演した若手俳優イム・シワンとカン・ハヌルもそれぞれ3月と5月に兵役の義務を終えた。
除隊を控えて早くも人気ウェブ漫画のドラマ化『他人は地獄だ』の主演を決めていたイム・シワンは、ブランクを感じさせない熱演で見事に復帰。
カン・ハヌルも復帰ドラマ『椿の花咲く頃』が空前のヒットを飛ばしてさらに株を上げた。芸能関係者からも称賛を浴びる2人が今後の韓国ドラマ・映画界を盛り上げてくれるだろう。
兵役を終えたスターたちが心機一転して活動に取り組む姿は、いつ見ても頼もしい。2020年、心身ともに健やかになって帰ってきた彼らのさらなる活躍に注目だ。
(文=慎 武宏)