海外で故イ・ソンギュンさん集中報道「警察の圧迫と破壊的羞恥心の中で…」

2023年12月31日 話題

『CNN』や『BBC』をはじめとする海外の有力メディアが、故イ・ソンギュンさんの死亡と関連し、韓国芸能人の精神健康状態と警察捜査の圧迫に対して集中的に報道した。

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『CNN』は12月29日(現地時間)、アカデミー受賞作『パラサイト 半地下の家族』の出演俳優でもある故イ・ソンギュンさんの死去ニュースを取り上げ、「韓国政府が麻薬取り締まりを推進し、警察が結果を出さなければならないという圧力を受けている中、イ・ソンギュンさんが不法麻薬投薬の疑いで調査を受けていたところ死亡した」と報道した。

また、「韓国は他の東アジア諸国と同様に、麻薬による長い懲役刑や深刻な社会的烙印など、世界で最も厳しい麻薬法を施行している」と説明した。

匿名を要求した故イ・ソンギュンさんの弁護士は『CNN』に対し、警察の捜査が科学的証拠ではなく、自分を脅迫して起訴された人々の供述に基づいて行われたことに対して、故イ・ソンギュンさんが怒っていたと明らかにした。

(画像=『CNN』公式サイト)故イ・ソンギュさんの訃報を伝える記事

続けて「故イ・ソンギュンさんの証言と脅迫犯の証言の間に論争があった」として捜査内容がメディアに流出することもまた、故イ・ソンギュンさんに苦痛を与えたと伝えた。

他にも『CNN』は、韓国の有名人と公人の精神的健康問題や、競争的でストレスの多い韓国芸能界で彼らが直面する圧迫感、彼らが過ちを犯したと見なされた時のリスクなどについて報じた。

『BBC』も故イ・ソンギュンさんの葬儀を報道し、「故人は韓国で多くの愛を受けた。韓国の有名人が警察捜査中に直面する“過度な関心、社会的圧力と非難”は“破壊的な羞恥心”につながると、精神科医ピーター·ナジョンホがBBCニュースに話した」と報道した。 

特に『BBC』は「韓国で麻薬服用は社会的烙印になる。甚だしくは一般人も麻薬を服用したという理由で家族や友人から排斥され、芸能人に向けられる非難はさらに大きい。それはキャリアを台無しにするのに十分だ。保守的な社会的価値観や麻薬に対する態度において、韓国は例外的な国家ではない」と付け加えた。

(記事提供=OSEN)

◇イ・ソンギュンさん プロフィール

1975年3月2日生まれ。2001年、MBCのシチュエーションコメディ『恋人たち』(原題)でデビュー。2007年のドラマ『白い巨塔』韓国版で正義感の強い“チェ・ドンヨン(日本の里見脩二)役”を演じてブレイクし、『コーヒープリンス1号店』『パスタ~恋が出来るまで~』『ゴールデンタイム』『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』と数多くの人気ドラマに出演した。映画『僕の妻のすべて』『最後まで行く』『パラサイト 半地下の家族』などでも高い演技力を発揮。プライベートでは2009年5月に女優チョン・ヘジンと結婚しており、同年11月に長男が、2011年8月に次男が産まれている。2023年12月27日、48歳でこの世を去った。

【相談窓口】

一般社団法人日本いのちの電話連盟(電話、メール相談可能)

TEL:0570-783-556=ナビダイヤル 午前10時から午後10時まで

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