韓国警察がBIGBANG・G-DRAGONの麻薬投薬疑惑について「嫌疑なし」と結論付けたなか、G-DRAGON側が記者会見を開く。
ただし、当事者であるG-DRAGON本人は参加しない。関係者を通じて、G-DRAGONは一体どのような立場を明らかにするのだろうか。
AIメタバース企業のギャラクシーコーポレーション側は12月20日、「G-DRAGONの麻薬投薬疑惑の嫌疑なし処分と今後の活動に関する記者会見を行う」と発表した。
そのうえで、「記者会見にはギャラクシーコーポレーションの責任者が参加し、G-DRAGONは参加しない。非常に寛大なご了承をお願いする」と伝えた。
12月19日、仁川(インチョン)警察庁・麻薬捜査隊は麻薬類管理に関する法律上の麻薬投薬疑惑で在宅起訴したG-DRAGONに対し、「嫌疑なし」で不送致とした。
10月に突如疑惑が浮上するも、「麻薬を投薬した事実はない」と一貫して否定の立場を示してきたG-DRAGONは、嫌疑なしという結末を迎えることになった。
俳優イ・ソンギュンに続き、G-DRAGONも麻薬容疑で立件されたというニュースが広まった当時、ファンは大きな衝撃を受けた。
それでも、G-DRAGONは自身の無罪を強く主張し続け、去る11月6日に自主的に警察の取り調べを受けた。
当時のG-DRAGONの発言と行動は大きな反響を呼んだ。
G-DRAGONは警察署に駆け付けた報道陣の前で大胆にも笑みを浮かべ、4時間の取り調べが終了した直後には「笑って終わった」と冗談も投げかけた。
また、「警察の無理な調査とは思わないが、良い方にもっと無理をしてほしい」とクールな発言も注目を集めた。
イ・ソンギュンを麻薬類管理に関する法律上の大麻・向精神薬投薬の疑いで立件した警察は、先立って拘束したソウル江南区(カンナムグ)高級クラブの室長を務める女性A氏から、G-DRAGONの麻薬使用と関連した供述を確保したと知られた。
そして、G-DRAGONの毛髪、手と足の爪を追加で採取し、国立科学捜査研究院に精密鑑定を依頼したが、結果はいずれも陰性判定だった。
さらには、G-DRAGONとともにクラブを訪問した芸能人、クラブ女性職員など6人について最近、参考人として調査を済めたが、容疑を立証する供述を確保できなかったという。
警察としては、クラブ室長の供述に重きを置き、証拠が一つもない無理な捜査を行ったという非難を避けられなくなった。
このような状況で、G-DRAGON側は一体どのような立場を示すのだろうか。
関係者は「麻薬投薬疑惑に関して嫌疑なし処分を受けたことに対し、今回の事件の概要整理と説明、そして警察、虚偽情報を提供した女性、悪質コメントなどに対するG-DRAGONの立場を申し上げる予定だ。また、G-DRAGONが展開する2024年の計画などを説明する」と伝えた。
当事者が不在の会見で、関係者の口からG-DRAGONの心境と今後の計画が明かされることになった。
G-DRAGONは以前、自身が麻薬問題に巻き込まれた際、SNSを通じて「最初は良し悪しがわからなくても、一時的に通用したり勢力を伸ばすことはできるが、長続きせず、すべてのことは必ず正しい理に戻る」という文章を掲載した。
また、「すべてのことは結局、必ず正しい理に帰する」を意味する故事成語「事必帰正」と書かれた画像を投稿していた。
まさにその「事必帰正」のアイコンになったG-DRAGONは、今回はどんな語録を残すことになるのだろうか。来る記者会見が注目される。
(記事提供=OSEN)
◇G-DRAGON プロフィール
1988年8月18日生まれ。本名クォン・ジヨン。2006年にBIGBANGのメンバーとしてデビュー。BIGBANGのリーダーで、グループ内ではラッパーを担当している。作詞・作曲、そしてプロデュースのスキルにも定評があり、数多くの楽曲をヒットさせた。2019年10月に除隊。2022年4月に『Still Life』を発表して約4年ぶりにカムバック。2023年6月にYGエンターテインメントとの契約が終了した。
前へ
次へ