BTSのリーダー、RMが韓国法医学会に1億ウォン(約1000万円)を寄付した。
9月27日、韓国法医学会は「BTS・RMが大韓民国法医学の発展のために使ってほしいと1億ウォンを寄付した」と明らかにした。
法医学とは、医学に基づいて法律的に重要な事実関係の鑑定・解釈等をする学問のこと。殺人事件の死因の推定、指紋による個人識別などを行う。一般的な医学は生きている人に対して役立てられるが、法医学は「亡くなった人」を相手にした医療技術が使われる。
韓国法医学会は1976年に設立され、2010年からは法医学専門家養成や専門性向上のために法医学認定制度を運営している。
しかし現在活動している法医学者の数は60人余りで、医師出身の法医学志願者数は毎年2~3人に過ぎないという。
そんな韓国の法医学の困難にRMが理解を示したわけだ。自身がMCを務めたバラエティ番組『知っていても役に立たない神秘的な人間雑学辞典–アルスルインジョブ』(原題)を通じて、法医学者のイ・ホ教授と出会ったことがきっかけだった。
RMは韓国法医学会を通じて、「法医学者になる過程が非常に難しいと聞いた。法医学の重要性に共感し、使命感を持って法医学者の道を進んでいる方々を心から尊敬する。法医学者の養成と支援、法医学会の発展に少しでも役立つことを願う」と伝えた。
寄付金は韓国法医学会の人材養成事業や学術研究、法医学制度改善事業などに使われる。韓国法医学会はRMに感謝牌を贈呈し、韓国法医学会名誉会員資格も付与する予定だ。
◇RM プロフィール
1994年9月12日生まれ。本名キム・ナムジュン。グループ内ではリーダーとメインラッパーを担当しており、英語が堪能な頭脳派でもある。BTSメンバーの中で最初にBig Hitエンターテインメントに加入したのがRMで、事務所代表のパン・シヒョクはBTSのデビューの経緯について「RMのような子はデビューさせなければいけないと思った。BTSを作ったきっかけは彼だ」とコメントしている。最年少メンバーのJUNG KOOKも「事務所見学の際にRMのラップに惹かれて事務所に入った」と明かしており、実力とカリスマ性を兼ねそなえた人物といえる。
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