ドラマ『宮（クン）～Love in Palace』女優ソン・ジヒョの前所属事務所が彼女に多額の清算金を支払っていないなか、事態が新たな局面を迎えた。
現在、問題となっている芸能事務所UZUROCKSエンターテインメントの職員たちの賃金も未払いになっていたのだ。
ソン・ジヒョがUZUROCKSから支払われていない金額は、9億ウォン（約9000万円）に上るという。マネージャーをはじめとする職員の給与さえ依然として滞っている状態で、ソン・ジヒョが個人カードでマネージャーの現場決済費を支払った事実も明らかとなった。
ソン・ジヒョは去る4月、UZUROCKSとの契約を解除した後、代表A氏を特定経済犯罪加重処罰等に関する法律（横領）で刑事告発した状態だ。
UZUROCKS側はこれまでソン・ジヒョ側に精算金を支給すると明らかにしてきたが、次々と期日を延ばした。4月末に入金するという言葉は守られなかった。
ソン・ジヒョ側は5月2日、精算金未払い請求訴訟を提起し、これに対してUZUROCKS側は5月10日に支給すると述べたが、「入金日程が遅延され、やむを得ず約束を守れなかった。6月30日までにすべてを整理する計画だ」と伝えた。
その6月30日、UZUROCKS側は「投資誘致に成功して300億ウォン（約30億円）の資金を用意し、早ければ来週までにソン・ジヒョに精算金を支給する予定」と伝えた。UZUROCKSは最近、アメリカの金融機関から300億ウォンに達する投資誘致に成功したと伝えられ、7月3日から職員、俳優たちに滞った精算金を支給し、遅くとも7月20日までにすべてを正常化するという立場だった。
だが正常化するという7月20日になったが、精算金の支払いは守られなかった。ソン・ジヒョの法律代理人は同日午前、とあるメディアに「まだ精算金が支給されていない」と伝えた。
これで終わりではなかった。現在、UZUROCKSに残っている職員らの賃金も未払いになっていたのだ。
7月20日、本サイト提携メディア『OSEN』の取材の結果、UZUROCKSの現職員らは代表A氏を申告するために準備中だ。7月24日までに賃金を支払うとしていたので、その日まで待って行動に移すという立場だ。
UZUROCKSの関係者は『OSEN』に、「今職員たちも皆給与を受け取れずにいる。24日までにお金が入ってこなければ、職員も代表A氏に対して暴露することにした」と伝えた。
特にこの関係者は、「代表A氏がしきりに嘘をつくことに職員たちも我慢できない。アメリカから投資金が入ってくると言ったが、それはすべて嘘のようだ。出処が不明だ。出処も確実でない状況で待てと話しながら、一日二日と延ばしている」とし、「投資が完了したという話は、期間を伸ばすための姑息な手段のようだ。正確な出処がない。7月20日まで延ばすためにマスコミを利用したようだ」と話した。
続いて「責任は代表A氏にある。今、代表者としてウ・○○、チャン・○○という名前が上がっているが、賃金未払い申告を受ければ、3年以下の懲役や3000万ウォン（約300万円）以下の罰金を受けることになる。代表A氏がそれを逃れようとその人たちに渡したのであって、実質的に代表A氏が仕事をしている」とし、「7月24日まで待ってくれと言ったから、その日がデッドラインだ。もしそうならなかった場合、ソン・ジヒョ側に立って内部資料を公開する」と付け加えた。
（記事提供＝OSEN）
◇ソン・ジヒョ プロフィール
1981年8月15日生まれ。本名チョン・スヨン。2001年に雑誌モデルでデビュー。代表作はドラマ『宮（クン）～Love in Palace』『朱蒙』（2006年）など。2021年には自身のショートヘアやスタイリングを巡り、ネット上で批判コメントが浮上するも、事務所が悪質コメントに対する対応を予告して話題となった。
■【写真】『宮』女優ソン・ジヒョ、アンダーウェアに重ねた“大胆”ニット姿
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