カンボジアで亡くなった韓国女性インフルエンサーの事件で新たな事実、中国人夫婦の拷問ではない可能性

2023年06月24日 話題

カンボジアで亡くなった韓国女性インフルエンサーのアヨンさんの事件で、新たな事実が発覚した。

【写真】インフルエンサーのアヨンさんとは

先立って6月6日、カンボジアの首都プノンペン近くのカンダル州の村で、赤い布に包まれて水たまりに捨てられたアヨンさんの遺体が発見された。享年32歳。

警察は当時、遺体を包んだ布から指紋を採取し、容疑者として病院を経営する中国人夫婦を検挙した。警察によると、中国人夫婦はアヨンさんが6月4日に自分たちの病院で血清注射を受けたが、発作を起こして死亡したため、遺体を遺棄したと供述していた。

(写真=アヨンさんSNS)

しかし、アヨンさんの遺体は顔がわからないほど傷つき、首の骨が折れていたことから、単純な医療事故と見るには疑問点が多かった。そのため、暴行や他殺の疑惑が浮上し、カンボジア警察は中国人夫婦に“拷問”を伴う殺害容疑を適用していた。カンボジアの刑法上、犯罪を起訴する際に適用されるカテゴリのうち、「拷問や残酷な行為、または性的暴行を伴う行為」のカテゴリで起訴されたことが確認されている。

ただ、アヨンさんの死因は正確に明らかになっていない。カンボジア検察が中国人夫婦に同カテゴリを適用したのは、起訴時に必要な“容疑”でしかなく、拷問と断定された状況ではないという。

また、遺体発見当時にアヨンさんの顔や体に殴打などの痕跡があったという主張も、事実と異なる部分があった。遺体を最初に発見したカンボジア警察は「特別な外傷や出血はなかった」と伝えている。

遺族は死因解明のために解剖に同意するとカンボジア当局に伝えたことから、近い内に司法解剖が行われる予定だ。司法解剖の結果が出るまでには1カ月近くかかるとみられている。

6月2日に知人とカンボジアに到着したアヨンさんがなぜ一人だったのか、なぜ言葉の通じない中国人夫婦の病院を訪れたのか、なぜ血清の注射を受けたのかなど、現在も数多くの疑問が残っている。

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