BLACKPINK・ジェニーの女優デビューなど、さまざまな理由で話題のHBOオリジナルシリーズ『The Idol/ジ・アイドル』だが、続編は作られるのだろうか。
海外メディア『ページ・シックス』が6月15日(現地時間)に報じた内容によると、『The Idol』の共同製作者兼主演俳優のミュージシャン、ザ・ウィークエンドは、シーズン2は計画していないと明らかにしたという。
この情報と関連し、ある関係者は『ページ・シックス』に「これ(『The Idol』)は決して長期上映を意図したものではなかった。もともと限られたシリーズだった」と話している。
『The Idol』第2話の視聴率は、初回と比べて12%、すなわち10万人以上落ちた。しかし、話題のドラマであることは明らかだ。
『デイリーメール』は12日、「91万3000人の人々が『The Idol』の初回にチャンネルを合わせ、プラットフォーム全体では初週の視聴者数が360万人を越えた」と報道。この数字は、エミー賞を受賞した『ユーフォリア/EUPHORIA』(2019年、330万人)、『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』(2021年、300万人)の初回視聴者数を上回ったものだ。
しかし、HBO内部からの情報によると「まだ(シーズン2制作が)決定していないのは確かだ。この時点と過程では正常なことだ…。まだ2本のエピソードに過ぎない」と未来への可能性を示唆している。
と同時に、HBOが『The Idol』への反応や酷評に“衝撃を受けなかった”と付け加えた。
ほかにも「これは(『ユーフォリア』を作った)サム・レヴィンソンのショーであり、視聴者はそれが何なのか知っている」と話す関係者。『ユーフォリア』は、麻薬、性、犯罪などに溺れるティーンエイジャーが、SNS社会で生きる難しさなどにフォーカスしている『ユーフォリア』は、その刺激性によって多くの視聴者に衝撃をもたらした。しかし、作品自体は大好評となり、エミー賞を受賞している。
『The Idol』でリリー=ローズ・デップが演じるジョスリンというキャラクターは、まるでブリトニー・スピアーズのようなポップスターとしての苦難に陥るが、第2話で公開されたリリー=ローズとクラブオーナー、テドロス(演者ザ・ウィークエン)の情事シーンは、「史上最悪」という酷評を受けている。また第1話でジェニーが披露したダンスシーンも、扇情的だと物議を醸したことがある。
全6話の大部分を撮影した元監督エイミー・サイメッツが去ったあと、ザ・ウィークエンドとレヴィンソンが完全に再構築したという。
なお、HBOの関係者は「(シーズン2について)決定を下せる唯一の人物はHBOのトップであるケイシー・ブロイズであり、彼は楽観的だ」と付け加えている。
(記事提供=OSEN)
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