カンヌでもツーショットは見られなかった。
映画監督のホン・サンス(62)と女優キム・ミニ(41)の“不倫関係”が8年目となっているなか、今回の第76回カンヌ国際映画祭ではツーショットが見られずに話題となっている。
当初参加すると知られたキム・ミニが出席せず、ホン・サンス監督は「(キム・ミニが)ずいぶん前からの約束のため来られなかった」と直接説明した。
しかし、一部からは見慣れない姿であるとして不仲説まで提起された状況だ。ただ2人の私生活であり、ホン・サンス監督から説明があっただけに、憶測は自制しなければならないだろう。
2人の愛の始まりは、2016年に遡る。初めて熱愛説が提起されたのが2016年6月で、同年11月にホン・サンス監督は家庭裁判所に妻との離婚調停を申し入れた。
だが、ホン・サンス監督の妻は裁判所から送達された離婚調停に関する書類を一切受け取らず、家庭を守るという意志を示し、結局2人の離婚調停は裁判に付された。
その間、ホン・サンス監督はキム・ミニとの不倫を認めた。離婚訴訟進行中だった2017年、映画『夜の浜辺でひとり』の試写会でホン・サンス監督は、「私たち2人は愛する間柄だ。私たちなりに真面目に愛している」と話した。キム・ミニも「心を込めて会って愛している。私たちの置かれた状況と置かれるすべてのことを謙虚に受け止めている」と述べた。
それから約2年半が過ぎた2019年6月、裁判所は「ホン・サンスと妻の婚姻関係が破綻に至ったが、主な責任はホン・サンスにあり、離婚請求を例外的に許容できる場合には該当しない」として離婚訴訟を棄却した。
ホン・サンス監督は控訴をあきらめたが、キム・ミニとの関係は続いた。彼は自分の家をキム・ミニの両親が居住している地域に引っ越すほど、たしかな愛情を見せたりもしたとされた。
映画のなかでも見事な呼吸を見せた。不倫を認めた後、韓国の公式席上には姿を現さなかったが、『川沿いのホテル』『逃げた女』『イントロダクション』『あなたの顔の前に』『小説家の映画』などでキム・ミニと継続的に作業を続け、ベルリン国際映画祭の場合、ほとんど毎年のように同伴で参加してきた。
最近は、フランス・パリのシネマテーク・フランセーズで開かれたホン・サンス監督の回顧展にも出席した。
そのため5月17日から開かれた第76回カンヌ国際映画祭でも、2人のツーショットを期待する視線が集まった。ホン・サンス監督の新作であり、30作目の映画『私たちの一日』がカンヌ国際映画祭監督週間に公式招待され、俳優キ・ジュボン、キム・ミニと一緒にワールドプレミアに参加するという知らせが聞こえたのだ。
ただ予定と違い、キム・ミニは同日、姿を現さなかった。1人で姿を現したホン・サンス監督は「キム・ミニ氏もとても来たがっていたが、かなり前に決まった約束のため来られなかった」と説明したが、海外映画祭には欠かさず2人で参加してきただけに、注目を集めている。
2人が愛を認めてから8年という時間が経ったが、話題性は依然として残っている。韓国ではなかなか見られない2人であるため、なおさらだろう。
(記事提供=OSEN)
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