女優ソン・ジヒョが職員への賃金未払い事態を起こした所属事務所と決別する。
4月24日、ソン・ジヒョの側近は本紙『スポーツソウル』との電話通話で、「ソン・ジヒョが4月14日、所属事務所UZUROCKSを相手に専属契約解約を通知した」とし、「現在、専属契約効力不存在確認訴訟を準備中だ」と明らかにした。
そのためソン・ジヒョは現在、マネージャーなしでスタイリスト、一部の側近と一緒に撮影に通っているという。撮影現場まで自ら車を運転しているとのことだ。
ソン・ジヒョが所属事務所を離れるのは、UZUROCKSの賃金未払い問題と関連があると知られた。
この側近は、「UZUROCKSと契約金なしで専属契約を結んだが、最近の賃金未払いの余波がアーティストにも影響を及ぼした」と耳打ちした。遠回しな言葉だが、広告出演料などの未払い問題があると推測される。
ただしUZUROCKS側は、ソン・ジヒョの決別を否定した。UZUROCKSのキム・ヨンチャン理事は『スポーツソウル』との電話通話で、「ソン・ジヒョが女優であるため、イメージのためにポータルサイトのプロフィールから所属事務所の名前を削除した状態」と釈明した。
しかしキム理事の釈明とは異なり、チ・ソクジン、イ・ヒョヌ、オ・マンソクなどは依然として所属事務所の欄に「UZUROCKS」と表記された状態だ。UZUROCKSのパク・ジュナム代表は『スポーツソウル』に送ったメールで、「ソン・ジヒョとは契約解除ではない」と反論した。
一方でUZUROCKSの職員の賃金未払いも、やはり続いていることが確認された。複数の前・現職UZUROCKS職員は『スポーツソウル』に、「一部の退職者は未払いの給与を支給されたが、依然として在職者は給与が滞っている」と情報提供した。
とある職員は「給与未払い事態が『スポーツソウル』を通じて報道された後、会社側は4月10日までに未払い賃金をすべて支給すると約束した。しかし一部の在職者は、2月の給与のみが支給された。会社側は一部の職員には今月末、また一部の職員には5月10日までに支給するとし、給与支給を少しずつ遅らせている」と伝えた。
また別の退職者は、「4月10日に約束した退職金が入金されず、雇用労働部に申告すると退職金が入金された」とし、「お金があるのに職員の給与と退職金をくれなかったのではないか」と憤慨した。
他にもスタイリストなど外注業者に支払う費用も、未払いになっていることが把握された。UZUROCKSと仕事をしたある外注業者関係者は、「職員は雇用労働部に申告でもして受け取ることができるが、甲と乙の関係である外注業者はUZUROCKSが費用を精算してくれるときまで待つしかない」と話した。
現在、UZUROCKSは社内在職者を中心に、退職を勧告していると伝えられた。UZUROCKSを辞めたとある品物は「全職員110人のうち、3分の1ほどの40人が退職勧奨されたり、自発的に退職したりした」とし、「会社側は退職金をもらえるときに退職しろと勧めている。給与が滞っているのに、代表は職員にいかなるメッセージも伝達しなかった」と悔しさを爆発させた。
なおUZUROCKSのパク・ジュナム代表は、給与未払いと関連して「すべて支給し、月末に支給する件が残っていると理解している」と答えた。
◇ソン・ジヒョ プロフィール
1981年8月15日生まれ。本名チョン・スヨン。2001年に雑誌モデルでデビュー。代表作はドラマ『宮（クン）～Love in Palace』『朱蒙』（2006年）など。2021年には自身のショートヘアやスタイリングを巡り、ネット上で批判コメントが浮上するも、事務所が悪質コメントに対する対応を予告し、話題となった。
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