ボーイズグループASTROのメンバー、ムンビンさんの突然の悲報が伝えられたなか、彼の最後の痕跡が人々の目を引いている。
ソウル江南(カンナム)警察署によると、ムンビンさんは4月19日20時10分頃、ソウル江南区の自宅で亡くなったまま発見された。25歳だった。
マネージャーがムンビンさんを発見し、警察に通報した。警察は現在、正確な死因を調べている。
突然の悲報が伝えられ、ファンはもちろん人々に大きな衝撃がもたらされたなか、ムンビンさんのこれまでの歩みなどが再注目されている。
昨年9月に行われたファッション誌『COSMOPOLITAN』とのインタビュー内で、ムンビンさんは「天使になって善良なことを一つだけできるなら、何をしたいですか?」という質問にこう答えたことがある。
「自ら人生を終えた人たちに、もう一度生きられる機会をもたらしたいです。人生というのはいつどこで何が起こるかわかりませんが、僕たちはいつも死だけを考えて生きているわけではありません。ただただ、今日は何を食べるか、明日は何を着るかを考えながら、ささやかな幸せを得ることができますが、自ら人生を終えるということがとても残念で惜しいです」
また、最近ワールドツアーを行ったムンビンさんは、4月8日にタイ・バンコクでのコンサートを終えて行ったライブ放送で、「告白することがあれば、少し大変でした。表に出さないようにしましたが、少し表に出てしまったようで申し訳ないです」とし、「もっと良くなるために努力しています。一つ二つ見逃していたことをしっかり回復して、ロハを幸せにしてあげたいです」と約束した。
続けて、「自分が選択した職業なので、自分が耐えなければいけません」とも打ち明けた。これに、一緒にライブ放送を行っていたメンバーのサナは「ヒョン(兄さん)のせいではない」と慰労したりもしていた。
ムンビンさんの最後の痕跡は、4月11日にASTRO公式ツイッターで掲載した一つの投稿だ。
投稿内でムンビンさんは、「ロハ、タンポポの花の種です。タンポポの花の種よ、風に乗って広く広がりなさい。僕の大切な人たちへ、春が来たよと言って、そよそよとくすぐってください」と綴っていた。
これとともに、ムンビンさんは自身が撮影したタンポポの写真を掲載していた。
ムンビンさんが最後に残した投稿には現在、ファンの哀悼の文が多く寄せられている。
(記事提供=OSEN)
◇ムンビン プロフィール
1998年1月26日生まれ。2006年に東方神起の『風船』のミュージックビデオに、ユンホの子役である“リトル東方神起”として出演。2009年にはドラマ『花より男子-Boys Over Flowers』で俳優キム・ボムの子役を務めた。2016年にASTROメンバーとしてデビューし、ドラマ『十八の瞬間』に出演するなど、ステージに演技、バラエティと多様な活動を繰り広げている。妹のムン・スアはガールズグループBilllie(ビリー)のメンバー。
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