Netflixで配信中のドキュメンタリー『すべては神のために:裏切られた信仰』を制作したプロデューサーが、“扇情的”だという指摘に口を開いた。
3月10日、韓国ソウルで『すべては神のために』の記者懇談会が開かれ、チョ・ソンヒョンPDが出席した。
本作は、JMS(キリスト教福音宣教会)のチョン・ミョンソク、五大洋事件を起こしたパク・スンジャ、アガドンサン事件のキム・ギスン、万民中央教会のイ・ジェロクと、1980年代から2023年現在まで、韓国社会に大きな波紋を起こした“カルト宗教”の教祖を追ったドキュメンタリー作品だ。
この日、チョPDは「“扇情性”というキーワードがあることは知っている。その部分に対する問題意識を持つのは当然だ。映画やバラエティではなく、実際に誰かが受けた被害、事実だ。関心を持ってほしい。質問を言い換えると、これまで多くのメディア、放送でこの番組がこの事件について取り上げてきたが、何故この宗教は存在し続けるのだろうかと言いたい」と語った。
また「議論になることが2つある。“50回〇〇た”というチョン・ミョンソクの録音については、JMSという宗教団体がどのように操作したのかと問うと、“AI”だと言っていた。浴槽での“一糸まとわぬ”シーンも不快に感じると思うが、この動画は処理をしていない状態で以前に何度も公開されている。また「JMSは“体を売る女たちがお金を受け取って意図的に操作した”としていたが、内部の者が撮った写真だと知ったあとは、“水着を着て撮った動画だ”と言っていた」と続けている。
そして「結局どのような話をしたいかというと、ありのままの事実を見せなければ、(JMS)内部の人々が防御壁を構築することを作ってあげることだと思う」と話した。
ほかにも「扇情的だという部分を、なぜ“性的アピール”だと考える方々がいるのか分からない。恐ろしく醜悪だ。チョン・ミョンソクは扇情的だと感じたかも知れないが、一般的な人であれば惨憺たる気持ちになると思う。Netflix側は、この場面を入れることに対して憂慮を示したことがある。製作者の立場としては、必ず“50回〇〇た”を入れなければならないと言った。視聴者が離れていくとしても、必ず一番最初に入れなければならないと言った」と述べた。
(記事提供=OSEN)
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