事実、ヨーロッパにおけるBLACKPINKの人気は凄まじいものがあり、最近、フランス大統領夫人のブリジット・マクロン女史が理事長を務める慈善団体が、パリで開いたGARAコンサートに参加している。ここにはマクロン大統領夫妻も一緒に参加し、BLACKPINKメンバーたちと記念写真を撮ったことで話題にもなった。
BLACKPINKは昨年、2ndフルアルバム『BORN PINK』が米ビルボードのアルバムチャート「ビルボード200」だけでなく、英オフィシャルアルバムチャートでもトップに立った。
また現在、約150万人を動員するK-POPガールズグループ最大規模のワールドツアーを進行中だ。
2022年、北米での7都市14公演、ヨーロッパでの7都市10公演を盛況裏に終えた彼女たちは、来る4月にアメリカの有名フェス「コーチェラ・ヴァレー・ミュージック・アンド・アーツ・フェスティバル」、7月にイギリスの「ブリティッシュ・サマー・タイム・フェスティバル」に、なんとヘッドライナーとして出演する予定だ。
このように、世界規模で圧倒的な存在感を見せているBLACKPINKだが、今回の「ブリット・アワード」ではライバルも少なくない。今年の「インターナショナルグループ」部門でBLACKPINKは、ドレイク&21サヴェージ、ファースト・エイド・キットなどとトロフィーを争う。
ある音楽業界の関係者は「BLACKPINKが空前絶後のワールドツアーでギネス記録を更新しており、K-POP歌手としては初めてアメリカ最大の音楽フェスティバル、コーチェラにヘッドライナーとして出演を控えている」とし、「ボーイズグループではなく、ガールズグループとしてこの規模の莫大なグローバルファンダムを形成できるということ自体、すでに北米、ヨーロッパなどでBLACKPINKの認知度がそれだけ大きくなったという意味」と分析している。
なお、1977年に英レコード産業協会の主管で始まった「ブリット・アワード」は、ポップスの故郷であるイギリスを代表する音楽授賞式とされている。ラジオDJ、テレビMC、テレビ局役員、アルバム製作会社代表、ジャーナリストなどで構成された1000人以上のパネラーが、投票で候補を決定している。