所属事務所側は「メンバーのキム・チェウォン、ホ・ユンジンが搭乗した車両に接触事故が発生した。幸い、メンバーと同乗した職員はいずれも大きな怪我をせず、迅速に病院に移動して診断および治療を受けた」と明らかにした。
2人は大きな負傷ではなかったが、軽微な筋肉痛と打撲傷で治療を受け、しばらくカムバック活動を中断することになった。それによって音楽番組やファンサイン会などのスケジュールが取り消しとなり、再整備の時間を持った。
以降、10月23日の音楽番組『人気歌謡』(SBS)出演を皮切りに、大学祭など本格的な活動に乗り出したLE SSERAFIMは、パワフルなパフォーマンスとしっかりとしたライブの実力で好評を受け、音楽ファンの熱い関心を受けた。
しかし10月29日、156人が犠牲になった梨泰院(イテウォン)惨事が発生し、11月5日まで国家哀悼期間が宣布された。各種イベントや公演が取り消しや延期となり、音楽番組やバラエティ番組も休止となった。
さらに11月4日にはメンバーのホ・ユンジンが新型コロナで陽性判定を受け、LE SSERAFIMはホ・ユンジンが隔離解除となるまで4人体制で活動を続けることに。
カムバック後、次から次へとアクシデントが生じ、活動が順調とはいえない状況だが、LE SSERAFIMはカムバックと同時に各種チャートでキャリアハイを達成し、格別な底力を発揮している。
LE SSERAFIMの今回のアルバムは、発売1週間で計56万7673枚も販売され、デビュー6カ月でハーフミリオンを達成。また米ビルボードのメインチャートである「ビルボード200」の14位に入り、K-POPガールズグループ史上最短期間で「ビルボード200」にチャートインしたグループとなった。
またタイトル曲『ANTIFRAGILE』は、10月17日にBugsの日間チャートで2位に上がり、14日連続でチャートインしており、10月30日のMelonとGenieの日間チャートではそれぞれ3位、5位を記録した。同曲は11月1日のVIBEの「今日トップ100」チャートで3位を占め、発売3週目でも依然として人気を集めている。
世界最大の音楽ストリーミングサービスSpotifyでも計17の国や地域の「週間トップソング」を席巻し、発売2週目のグローバルSpotify「週間トップソング」に96位で初登場し、発売3週目の「週間トップソング」では16ランク上がった80位を記録。2週連続で同チャートに留まっている。
他にも11月4日の『ミュージックバンク』(KBS2)で1位に上がり、カムバック後初めて地上波音楽番組1位を獲得した。
度重なるアクシデントで容易ではない状況のなかでも、上昇の勢いを見せているLE SSERAFIM。試練に直面するほど、さらに成長して強くなるというメッセージを盛り込んだ『ANTIFRAGILE』を体現するように、さらに強固となるLE SSERAFIMの今後の活躍にさらに期待が集まる。
(記事提供=OSEN)