チョン・ウォニョンは、公演を無条件にできないように防ぐことは哀悼の意を表するものではないという自分の所信を明らかにしたわけだ。
チョン・ウォニョンが自分の考えを発信したなかで、シンガーソングライターの「Summer of Thoughts」(パク・ジョンヒョン)は、予定されたコンサートを行うことを決めた。彼は「今週行うことになっていた2公演の企画者が公演をするか、延期するかについて丁寧に聞いてきた。悩んだ末、予定通り進めることにした」と明らかにした。
Summer of Thoughtsは、「今も昔も国家機関にとっては、芸術の仕事が遊興、余興と同義語のようだ。芸術関連のイベントだけを哀悼という名前で一括的に閉じようとしているのを見て、与えられた公演をさらに予定通り行わなければならないという気がした」と話した。
続けて「公演が仕事である人にとっては、公演をしないことだけでなく、公演することも哀悼の方式になりうる。やることになっていたレパートリーを考え直してみる。どんな話を観客にしようか、もう一度考えてみる。それが私の選択した方式だ。皆が同意する必要はないが、むやみに判断しないでほしい」と付け加えた。
Summer of Thoughtsが載せた文章は、歌手チャン・ジェインがリグラム(他者がアップした写真や画像を自分のアカウントで再投稿すること)した。チャン・ジェインは自分の考えもSummer of Thoughtsと同じだという意味で、彼が載せた文章を自身のSNSで拡散した。
国家哀悼期間が11月5日0時までと指定され、韓国の音楽界は発売延期、コンサート取り消しなどを通じて哀悼に参加している。しかし一部からは、すべての公演がキャンセルされることは哀悼の強要ではないかという指摘も出ている。
なお11月1日、韓国中央災難安全対策本部とソウル警察庁によると、梨泰院事故による死者は1人増え、計156人になった。
(記事提供=OSEN)
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