◇現状
去る4月にソロシングル『Hard To Say Goodbye』をリリースし、去る7月に5人組グループCIX(シーアイエックス)のメンバーとして再スタートした。
◇専門家たちの評価
Wanna Oneとして活動した当時は、存在感の大きいメンバーではなかった。しかし、CIXのデビューアルバムが予想外にクオリティの高いものであったことから、注目を集めつつある。CIXはでビューから1週間という短期間で『THE SHOW』(SBS MTV)の1位を獲得するなど、勢いが悪くない。当初の期待を上回る好成績を収めているだけに、その意外性も相まって話題を呼んている。
◇現状
Wanna One解散以降、ソロアルバム2枚、デジタルシングル2曲、ドラマ挿入歌2曲と楽曲をリリース。メンバーの中で最も活発に活動しているといえる。去る3月には日本で単独ファンミーティングも行い、ファンとの交流にも余念がない。
◇専門家たちの評価
メンバーの中で最も活動が多い。大きな話題性はないが、地道に自分のファンと交流を続けている。今後どのようにファン層を大きくできるかが課題であるだろう。
専門家たちはWanna One出身メンバーたちの再出発について、基本的に良いスタートラインに立ったと分析している。個人差はあるものの、すでにファン層がある程度固まっている状態であっただけに知名度、話題性はすでに備わっていた。安定が保障されていたのだ。
しかしそれだけに、最初の一歩が彼らのピークとなる可能性も十分にあり得る。
Wanna Oneという肩書きと所属事務所の力が合わさった結果、「Wann One出身メンバーのアルバム売り上げは、10万枚が基本」という法則ができた。しかし、これがいつまで続くかは未知数だ。
「音楽のクオリティをキープできるのか」「X1などの新たなグループが次々とK-POP界に登場する中で、Wanna Oneのファン層と話題性を守り続けることができるのか」「プライバシー問題を遮断することができるのか」といった疑問や不安が浮上する中で、どれほどのパフォーマンスを発揮できるのか。メンバーたちにとって、それらが今後の課題といえるだろう。