「身内をかばった判断だ」契約や出演料未払い問題で所属事務所と対立した韓国女優、法廷争いを予告

2022年03月04日 話題

契約や出演料の問題をめぐって所属事務所との葛藤を見せている女優キム・ミンジョン側が、裁判で決着をつけると予告した。

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3月4日、キム・ミンジョンの法律代理人である法務法人テピョンヤンは「キム・ミンジョンは未精算の出演料と関連し、所属事務所WIPの口座に対する仮差し押さえ決定を裁判所からもらった」とし、「未精算出演料と専属契約効力と関連して、すぐに裁判所に訴訟を提起し、公正な判断を受けるだろう」と伝えた。

先立って3月3日、キム・ミンジョンと所属事務所の専属契約紛争調整を引き受けた韓国芸能マネジメント協会が、「所属事務所には帰責事由がない」と賞罰調整倫理委員会で議決されたと明らかにした。つまり所属事務所WIPに非はないという判断だ。

裁判を前提にしていた?

キム・ミンジョン

その結果について法務法人テピョンヤンは、「WIPは韓国芸能マネジメント協会の会員会社」とし、「自分たちの身内をかばった」と指摘した。

というのも調査当時、キム・ミンジョンの代理人は2回の出席後、裁判を通じて解決するためにどんな資料も提供しなかったという。「韓国芸能マネジメント協会が発表した内容は、WIP側の資料にだけ基づいて調査した結果」というわけだ。さらに「韓国芸能マネジメント協会は、キム・ミンジョンとWIP間の争点である専属契約が終了したかどうかに対して、何ら判断や結論を出せなかった」と強調した。

実際に3月3日の韓国芸能マネジメント協会の発表では、「キム・ミンジョン側が一次的に精算分配に関連する協力をしないため、紛争が発生したと見られる相当な根拠がある」と説明していた。

2019年3月に2年間の専属契約を締結したキム・ミンジョンと所属事務所WIPは、2021年3月に契約が満了。その過程で契約延長と関連した葛藤が生じた。

キム・ミンジョン側は、相互協議と再契約交渉の決裂で同年3月に契約が終了したと主張し、同事務所が「契約期間中、プロダクションとしてマネジメント義務を十分に履行しなかった」と明かした。一方でWIP側は、「ドラマ『悪魔判事』(原題)の撮影が終わる7月までマネジメント業務を行い、契約が自動延長している」と主張した。

いずれにしてもキム・ミンジョン側が訴訟を予告しただけに、所属事務所との葛藤は法廷での争いに進展する見通しが高まった。

◇キム・ミンジョン プロフィール

1982年7月30日生まれ。1998年の『ベスト劇場-未亡人』で子役としてデビュー。その後、『ニューハート』『客主~商売の神~』『ミスター・サンシャイン』『ダーリンは危機一髪!』など数々のドラマに出演し、人気を博した。2021年のドラマ『悪魔判事』(原題)に出演し、『ニューハート』以来13年ぶりに俳優チソンと共演したことで話題になった。

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